ついにザハがステップアップ? アーセナル&チェルシーが興味も本人の意思はリヴァプールのみ

クリスタル・パレスではエースとして君臨するウィルフレッド・ザハ photo/Getty images

移籍するのか、再び残留か

パトリック・ヴィエラが就任し若返りを図ったクリスタル・パレス。そこではFWミカエル・オリーズ(20)やDFマーク・グエーイ(22)、現在はチェルシーでプレイしているMFコナー・ギャラガー(22)らが台頭した。

若返りに成功したパレスの中でも出場機会を奪われなかったベテランは存在感を発揮しており、ヤングタレントたちをけん引している。若手とベテランの融合がパレスをレベルアップさせた。

その中でも際立つ存在なのが、FWウィルフレッド・ザハ(29)だ。パレスでの在籍期間は長く、通算439試合で88ゴール74アシストを記録するクラブの中心人物である。今季もここまで9試合で5ゴール1アシストとチーム内得点王として勝利に貢献している。
そんなザハは今季でクラブとの契約が切れる。英『90min』によると、パレスは新契約を準備しているようだが、アーセナルとチェルシーが動向を探っているようだ。若くはないが、即戦力であり、獲得できれば数年は計算できる。しかし本人の希望はリヴァプールのみだという。

ザハは左サイドを主戦場とするドリブラーで、中央でストライカーのように振舞うこともある。180cmとそれほど大きな選手ではないが、フィジカル、スピード、テクニックは水準以上のものを持っており、プレミアリーグにいる守備者に苦戦することは少ない。今季はドリブルのキレが鋭く、成功数20回はリーグで5番目の好成績である。

守備に関してヴィエラが監督となってからある程度強度は改善されており、2-1で勝利したウルブズ戦では18回とチームで4番目の数字を記録している。

ビッグクラブへステップアップするといわれながらパレスに残留してきたザハだが、ついにその時が来たのか。11月で30歳となり、ビッグクラブに挑戦するならこれがラストチャンスになるだろう(データは『FBREF』より)。

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