アーセナルが約12億円でフランクフルトの有望株獲得へ 左サイドでもプレイする冨安とはライバルに?

今季でフランクフルトとの契約が切れるエヴァン・ヌディカ photo/Getty images

昨季はEL優勝を経験している

近年補強が当たっているアーセナル。今夏に獲得したガブリエウ・ジェズスやオレクサンドル・ジンチェンコ、ファビオ・ビエイラはすでにチームに適応しており、活躍中だ。

そんなアーセナルは冬の移籍市場でもチームの強化を考えており、そこで獲得候補に挙がったのが、フランクフルトのDFエヴァン・ヌディカである。

フランス出身の守備者で、フランクフルトとの契約は今季で切れることになっている。フランクフルトのスポーツディレクターであるマルクス・クレシェ氏はこのヌディカと鎌田大地のフリーでの放出を避けるべく好待遇の新契約を用意すると先日発言していたが、未だ進展はない。
左利きのセンターバックで、フランクフルトでは3バックの左を担当することが多い。左サイドバックでもプレイ可能であり、4バック時には左CBで起用されている。

190cmと高さがあり、それでいてスピードがある。もちろんビルドアップでの貢献度はピカイチで、多くのビッグクラブが欲しがる現代的な守備者だ。

英『football.london』によると、アーセナルがヌディカを現左CBの1番手ガブリエウ・マガリャンイスとポジション争いさせたいと考えており、競争力による選手の成長を期待している。また左SBでもプレイ可能とユーティリティ性も兼ね備えている。

以前もアーセナルはこのヌディカに関心を寄せており、1750万ポンドでの獲得を試みたが交渉は決裂したようだ。アーセナルは今冬にその半額以下である700万ポンドでのオファーを検討している模様。トッテナムとローマが獲得競争の相手になると見られている。

アーセナルにはすでに優秀な守備者が揃っているが、来季はCL出場の可能性が高く、より層を厚くしたいのだろう。日本代表の冨安健洋としてはこれ以上左の選手が充実すれば、出場機会減となり右でさらにアピールするしかない。評価は下がっていないが、ホワイトからポジションを奪うのは至難の業だ。

日本円にして約12億円でヌディカを獲得できる可能性があるアーセナル。ライバルは多いが、期待の若手を獲得することはできるのだろうか。

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