セスク、アデバヨール、V・ペルシー、ディアビ 今のヤング・アーセナルに重なる2007-08の強さ

当時の若きアーセナルも魅力的だった photo/Getty Images

当時のチームを超えて優勝できるか

若い選手をベースに開幕9試合で8勝1敗のスタートを切ったアーセナル。これと似たスタートを切ったのが2007-08シーズンのアーセナルだ。

当時アーセン・ヴェンゲルに率いられたチームも、若手の目立つ構成だった。開幕から9試合を終えた段階では、今季と同じ8勝を収めている。

しかし、当時のアーセナルは年明けから引き分けが増えた。リーグ戦では3敗しかしなかったのだが、11引き分けが足を引っ張って最終的には勝ち点83で3位フィニッシュ。優勝は勝ち点87でマンチェスター・ユナイテッドだった。
英『Football London』によれば、開幕9試合で8勝したチームがプレミア制覇に失敗した最後の事例が2007-08シーズンのアーセナルなのだという。

当時は20歳のMFセスク・ファブレガス、23歳のMFマテュー・フラミニ、23歳のFWエマニュエル・アデバヨール、18歳のFWテオ・ウォルコット、19歳のFWニクラス・ベントナー、24歳のFWロビン・ファン・ペルシー、21歳のMFアブー・ディアビ、19歳のMFデニウソン、22歳のDFガエル・クリシーなど若手が多い構成ではあった。

30歳のDFウィリアム・ギャラス、GKマヌエル・アルムニア、31歳のMFジウベルト・シウバなど経験豊富な選手もいたが、全体的には経験不足だったと言えるか。

今のアーセナルも20代前半の選手が多く、プレミアの優勝争いを経験したことのない者がほとんどだ。スタートは抜群だが、年明け以降の過密日程や大きくなってくるプレッシャーに対応できるかが勝負の分かれ目となる。

特にライバルのマンチェスター・シティは優勝争いに慣れている。その部分は昨季もプレミアを制しているマンCが優位と言えそうだが、アーセナルは若い力で一気に頂点へ駆け上がれるだろうか。

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