ブロヤの「父に捧げる初得点」が意味する激しいポジション争い チェルシーのCFは誰が適任なのか

チェルシーでの初ゴールを奪ったブロヤ photo/Getty Images

異なるタイプのストライカーが揃った

プレミアリーグ第10節で、チェルシーはウルブズに3-0と完勝。積極的なターンオーバーを敷いたチームで連勝を飾り、一時は低迷していた順位も4位まで回復させることに成功し、次第に波に乗ってきた。

英『Guardian』によると、このゲームで決定的な3ゴール目を決めたFWアルマンド・ブロヤの両親がゲームを見に訪れていたようで、この日は父親の48歳の誕生日。「すごく良い贈り物になったよ」とブロヤは語っている。

「チェルシーでの初ゴールを決めることができて本当に嬉しいよ。僕と、僕の家族にとって素晴らしい瞬間だった。両親はいつも苦労していた。彼らはいつも、僕と2人の姉妹の生活が楽になるように努力してくれた。彼らのために得点できて、本当に嬉しく思っている」
素晴らしいサイドストーリーが付いたこの得点は、ブロヤがCFのポジション争いに名乗りをあげたことも意味しているだろう。グレアム・ポッター政権となって以降、前線の組み合わせは未だ固まりきっていない。前節のクリスタル・パレス戦では新加入のピエール・エメリク・オバメヤンが最前線を務め、ゴールを奪った。今節で1トップを務めたカイ・ハフェルツも先制点を挙げており、さらに控えFWのブロヤも短い時間で結果を出した格好になった。

スピードのオバメヤン、さまざまなタスクをこなせるハフェルツ、強さのブロヤとキャラクターも異なっており、戦局や相手によってポッター監督は多くの選択肢を持てることになった。これから激しいポジション争いが展開されることになるだろう。アルバニア代表の若き21歳にも、十分にチャンスがあるはずだ。

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