シャドーや右サイド“新境地”にも挑戦? ブライトン新指揮官の三笘改造計画

トッテナム相手にも自慢のドリブルは通用した photo/Getty images

プレイの幅を広げることにもつながる

未だプレミアリーグでの先発出場はないが、ブライトンでの三笘薫の地位は上昇している。

ブライトンはプレミアリーグ第10節ホームでトッテナムと対戦。0-1で敗れたが、三笘は後半から途中出場し、自慢のドリブルから存在感を発揮した。

ブライトンはシーズン途中で指揮官が代わっており、今はロベルト・デ・ゼルビがチームをまとめている。新体制となってから三笘は2試合連続で出場しており、しかもリヴァプール、スパーズとBIG6相手に攻撃的な駒として投入されている。どちらも60分以降に起用されており、次節ブレントフォード戦でも同様の使い方になるか。
「ミトマはとてもいい選手だ。彼とアダム・ララーナは先週のリヴァプール戦でも試合を変えたし、今回(スパーズ戦)もそうだった。クオリティを持った選手を全員ピッチに立たせる方法を見つけたい。しかし私は11人しか選べない」

「(ミトマは)将来的にポジションを変えることもあるだろう。トロサールもマーチも良い選手なので、最適解を見つけるのが難しい」

英『SussexLive』ではデ・ゼルビ監督が三笘について言及している。素晴らしいパフォーマンスだとスパーズ戦での働きを称賛しており、先発に値する選手であるとのコメントしている。ポジションの変更も考えているようだ。レアンドロ・トロサール、ソーリー・マーチの名前を出しており、将来的にはトロサールのシャドーやマーチのように右サイドでの起用もあるのかもしれない。

三笘のスタイルは左サイドに張ってボールを受け、そこからドリブルを仕掛けることになるが、シャドーであればより中央からの突破も期待できる。今の三笘はいい意味でパターン化しており、シャドーでの起用は新境地を開くか。

新体制になると急に評価を下げてしまう選手が出てくるが、三笘は問題なさそうだ。プレイタイムだけを見れば評価は上がっていると予想でき、今後の活躍に注目だ。

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