一番の持ち味を発揮したA・アーノルドの芸術弾 守備面で批判の声も、その右足で打ち破る

先制ゴールを決めたA・アーノルド photo/Getty Images

レンジャーズ戦で先制ゴール

リヴァプールはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節でレンジャーズと対戦。2-0と勝利してアヤックス戦に続き、連勝を飾った。先制点の直接FKを沈めたのはトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。

高い強度で素早くボールを回収して優勢に試合を進めるリヴァプールは、試合開始7分にゴール前でFKのチャンスを得る。キッカーを務めたアレクサンダー・アーノルドが蹴ったボールは、ゴール右隅を突いてネットを揺らし、早々に貴重な先制点を奪った。

プレミアリーグ第9節のブライトン戦では3失点を喫したチームの中でアレクサンダー・アーノルドは批判の的となっていた。特に1失点目はハットトリックを記録したレアンドロ・トロサールに完全に振り切られてゴールを許し、途中出場の三笘薫にもドリブル突破を許すなど悔しい結果に終わった。
守備面での課題は自身のイングランド代表招集にも影響を及ぼしており、ワールドカップのメンバー入りも危うい状況だ。今季はここまでプレミアリーグでは1得点0アシストと持ち味である攻撃面でも得点に直結するシーンは少ない。そんな中で自らの一番の武器を欧州の舞台で発揮した先制点は自身の批判も打ち破る1点となるだろう。今後のアレクサンダー・アーノルドの状況を好転させる一撃となることを期待したい。

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