バルセロナCLグループステージ敗退の危機 インテル戦で見えた課題は?

インテル対バルセロナは残念ながら主審が主役になってしまった photo/Getty images

疑問の残る判定だったが課題も見つかった

5日にCLグループステージ第3節が行われ、バルセロナはインテルに0-1で敗れた。

グループCの首位は全勝のバイエルン・ミュンヘンだ。3試合で9ゴール無失点と完璧なスタートを切っており、ここから大崩れしなければ決勝トーナメント進出は堅い。2位のインテルは2勝1敗で、唯一の黒星は相手がバイエルンだ。バルセロナは3位で1勝2敗、勝利は1節のヴィクトリア・プルゼニ戦のみであり、他の試合では1ゴールも決めることなく敗れている。

グループステージは全6試合が予定されており、グループCはここで折り返した。13日に第4節が行われ、11月2日がグループステージ最終節となる。
夏の移籍市場で大型補強を行ったバルセロナだが、このままではグループステージ敗退が濃厚だ。ヴィクトリア・プルゼニ戦での勝利はマストで、次節インテル戦、バイエルン戦でも勝ち点の獲得が必要になる。

インテル戦では課題が見つかった。もちろん疑惑の判定があり、審判が試合の結果に大きな影響をもたらしてしまったが、攻撃面で改善すべき課題があったことは事実だ。

その課題とはアタッキングサードでのアイデア不足だ。これは2日のマジョルカ戦から指摘されており、5バックで引く相手を崩す手段がない。基本的に攻撃の手段としてはサイドからの崩しか、中央からの崩しとなるが、中央のターゲットであるロベルト・レヴァンドフスキはしっかりとマークされており、必然的にサイドにボールが集まる。しかし前半は特にサイドアタッカーへのサポートが少なく、2人のDF相手に個で打開するしかなかった。そのため無理な攻撃が目立ち、精度がガタ落ち。右のウスマン・デンベレは90分で24本のクロスを供給したが、成功したのはそのうちの5本のみだ。

13日にはバルセロナが苦手とする5バックのインテルと対戦する。強度の高い守備、切れ味抜群のカウンター、脅威となるセットプレイと武器が多く、シャビ・エルナンデス率いるバルセロナは彼らからゴールを奪う必要がある(データは『SofaScore』より)。

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