マンUの守護神デ・ヘアがシュチェスニーの後釜に? ユーヴェも気になる契約延長の行方

テン・ハーグ流に適応中のデ・ヘア photo/Getty Images

今季もデ・ヘアのシュートストップはマンUを救っている

2011年に加入して以来、長らくマンチェスター・ユナイテッドの守護神を務めているGKダビド・デ・ヘア。来夏にクラブを退団し、ユヴェントスに加入する可能性も出てきているようだ。
 
今季はポジションを争うライバルGKディーン・ヘンダーソンがノッティンガム・フォレストへローンで移籍したこともあり、新指揮官に就任したエリック・テン・ハーグ監督からもスタメン起用されているデ・ヘア。しかし、テン・ハーグ監督の求めるサッカーはキーパーからのビルドアップを求めるスタイルであり、彼は第2節ブレントフォード戦で失点に直結する配球ミスを犯してしまっている。
 
彼だけの責任というわけではないが、結果的にこの試合のマンUは前半だけでブレントフォードに4点を献上。開幕2連敗という状況も重なり、チームには最悪なムードが漂った。
 
ところが第3節リヴァプール戦からDFラファエル・ヴァランとDFリサンドロ・マルティネスのセンターバックコンビが定着すると、ディフェンスラインが安定。デ・ヘアもここからセーフティなプレイを心がけるようになった印象で、無理して繋ぐ場面は減り、時折見せるビッグセーブでチームの勝利に貢献。マンUは現在リーグ戦4連勝中とV字回復に成功している。
 
そんなデ・ヘアとマンUの契約は今季限りで満了となるが、1年の契約延長オプションが付帯しており、彼との契約が延長されるのかどうか注目が集まっている。現在のデ・ヘアの給与は週給35万ポンド(約5500万円)と言われており、彼のパフォーマンスがこれに見合わないと判断されれば、フリーでの放出も選択肢の1つに入るだろう。
 
伊『CalcioMercato』は、マンUがデ・ヘアとの契約を延長するべきかどうか悩んでいるという英『The Telegraph』の情報を取り上げつつ、フリーとなった場合はユヴェントスが彼の獲得に動くかもしれないと主張。ユヴェントスはGKヴォイチェフ・シュチェスニーとの契約が2024年に満了となるため、新たな守護神候補としてデ・ヘアの名前が挙がっているとみられる。
 
GKの息の長さを考慮すれば31歳のデ・ヘアはまだまだこれから。イタリアの名門・ユーヴェに加入し、セリエAに挑戦してみるのも悪くないだろう。

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