負傷のトーマスはひと足先にロンドンへ 怪我人多発の“いつもの悪癖”をアーセナルは乗り越えられるのか

出場すれば抜群の働きを見せるトーマス photo/Getty Images

いつも怪我人が重なるチームだ

金曜日のブラジル戦でガーナ代表として先発予定も、ウォームアップ中に負傷したことが伝えられたアーセナルMFトーマス・パルティ。当初はニカラグア戦には出場可能なのではと言われていたが、英国複数メディアによるとガーナサッカー連盟と合意のうえ、ロンドンに帰るようである。

左サイドバックのキーラン・ティアニーも、ネーションズリーグのアイルランド戦で負傷退場している。こちらも『Daily Record』によると「予防的措置」とのことで大事には至っていないようだが、アーセナルファンは冷や汗をかいたことだろう。

2名とも致命的な負傷でなかったことは不幸中の幸いだが、アーセナルにとって良くないニュースには違いない。現在プレミアリーグで首位を走り、来たる10月にはノースロンドンダービーをはじめリヴァプール戦など、今季の真価を問われる重要な試合が待ち構えている。
トーマスが務めるアンカーの位置では、現在バックアッパーのモハメド・エルネニーが離脱。左サイドバックもオレクサンドル・ジンチェンコがふくらはぎの問題で離脱しており、ウクライナ代表にも今回は合流していない。万が一ティアニーまでが離脱となれば、冨安やセドリックを左に回すなどの緊急的な対応が求められる。

一方で、離脱していたMFマルティン・ウーデゴーは10/1のノースロンドンダービーに出場可能であるという報も入っているが、こういった怪我を抱える選手たちのコンディションが、今後の優勝争いに大きく関わってくることが考えられる。特にトーマスのところを同じパフォーマンスレベルで埋められる選手は今のところ見当たらないため、彼がどれだけ出場できるかで明暗が分かれることになりそうだ。

選手の離脱が懸念される中盤は、W杯を挟むシーズンであることも向かい風になっている。先述のトーマス、エルネニーに加えてグラニト・ジャカも代表では中心的選手であり、出場の可能性は高い。シーズン後半は疲労蓄積も心配されるところだ。怪我人多発によってずるずると順位を落とすのはアーセナルが長年抱える“悪癖”でもあり、冬の補強も含めてそこを乗り越えられるかどうかが、最終的に今季の出来を左右するだろう。

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