4500万ポンドで移籍も未だ“出場時間は14分” フィリップス古傷再発。シティのアンカーはロドリのみ

怪我に悩まされているカルヴィン・フィリップス photo/Getty images

頼れるベテランはもういない

大ベテランであるフェルナンジーニョがクラブを去り、マンチェスター・シティは彼の代役としてリーズ・ユナイテッドからカルヴィン・フィリップスを獲得した。マルセロ・ビエルサに育てられたアンカーで、イングランド代表ではデクラン・ライスと共にダブルボランチを組む。展開力、守備力共に高く、プレミアでも有数の守備的MFである。

しかし移籍後出番はほとんどない。プレミアでは1分、CLでは13分しかプレイしていない。

英『Manchester Evening News』によると、肩の古傷を再発してしまい、プレイできる状況にないようだ。CLボルシア・ドルトムント戦で起用されたが、その後肩を痛めたという。そのため3-0で勝利したウルブズ戦もメンバーに含まれていない。
同紙によると、フィリップスは過去に2度肩を負傷しており、バルセロナとの親善試合で再発してしまったようだ。問題を解決するには手術が必須とされており、すでに9月のネーションズリーグを戦うイングランド代表のメンバーからは外されている。また出術を実施した場合、ワールドカップ・カタール大会の出場に間に合うかどうかはまだ判明していない。

フィリップスの離脱は影響が大きい。シティは現在アンカーにはロドリしかおらず、彼が怪我をすればイルカイ・ギュンドアンを守備的MFに下げることになる。アンカーでもプレイできるドイツ代表MFだが、より前線で輝くプレイヤーであり、マンチェスター・ダービーやリヴァプールとのビッグマッチが予定されている10月にロドリも離脱となればプレミア3連覇に暗雲が立ち込めることになる。ロドリのコンディション管理が重要であり、休ませるなどの工夫が必要になる。

4500万ポンドでシティに加わるも、古傷に悩まされているフィリップス。素晴らしい選手であり、完治した状態での復帰を待ちたい。

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