今季初出場で好セーブ見せたリオ五輪の正守護神 27歳となった元日本代表GKは先発の座をつかめるか

日本代表からも遠ざかっている中村 photo/Getty Images

ポルティモネンセに所属する中村

毎年プリメイラリーガで残留争いを続けるポルティモネンセがスタートダッシュに成功している。開幕戦に敗れたものの、第2節から4連勝を飾り、ベンフィカ、ブラガ、ポルトといった強豪に続き、4位につけている。

4連勝を飾ったファマリカン戦で今季初出場を果たした日本人GKが中村航輔だ。今季は開幕からベンチ入りのなかった中村だが、第5節で今季初の先発出場。昨季の最終節ぶりにゴールマウスを守った。

4カ月ぶりの公式戦ながら高い存在感を見せつけた中村。序盤に好セーブを見せてピンチを防ぐなど、最後までゴールを許さず1-0と完封勝利に貢献。データサイト『SofaScore』によれば、ロングボール成功数も「8」を記録するなど、攻守において高いパフォーマンスを発揮している。
柏レイソルで活躍し、2021年からポルティモネンセに加入した中村。柏では圧倒的な存在感を発揮してリオデジャネイロオリンピックではU-23日本代表で正守護神になるなど、将来を嘱望されたGKだが、27歳となった現在は苦境に立たされている。昨季もポルティモネンセで2試合に出場し、出た試合では高いパフォーマンスを見せる男は正ポジションを獲得することができるだろうか。

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