“トップ下フレッジ”不発 スタメンで配置すべきはB・フェルナンデスorエリクセンの2択か

なかなかパスが合わなかったフレッジ photo/Getty Images

得点チャンスがあまり多くなかったソシエダ戦

ヨーロッパリーグ・グループE第1節レアル・ソシエダ戦で0-1の敗戦を味わったマンチェスター・ユナイテッド。MFフレッジのトップ下起用がはまらなかったことも要因の一つだろう。

5日に行われたプレミアリーグ第6節アーセナル戦で3-1の勝利を飾り、4連勝と調子を上向かせていたマンU。エリック・テン・ハーグ監督はこの試合で67分から投入したフレッジをトップ下に配置。MFカゼミロを80分に投入してからは、2ボランチのカゼミロ、MFスコット・マクトミネイとトップ下のフレッジが守備強度の高い中盤を形成し、逃げ切りに貢献した。

今回のソシエダ戦では、カゼミロがマンU移籍後初先発を飾り、MFクリスティアン・エリクセンとボランチでコンビを組んだ。そしてプレミアリーグ第2節ブレントフォード戦以来の先発出場となったフレッジは、アーセナル戦に続きトップ下で起用された。

前線から守備に奔走しつつ、1トップのFWクリスティアーノ・ロナウドや両翼のFWアントニー・マテウスとFWアントニー・エランガを中央から上手に操ることが期待されたが、フレッジのラストパスはなかなか彼らと息が合わず。結局いつものように、エリクセンが3列目から攻撃を指揮する形となった。

後半に入るとエリクセン、DFディオゴ・ダロトに代わってMFブルーノ・フェルナンデスとDFリサンドロ・マルティネスが出場。フレッジはB・フェルナンデスにトップ下を譲り、慣れ親しんだ3列目でプレイすることになった。

結局選手や配置を変えても得点を奪えなかったマンUだが、B・フェルナンデスは後半開始早々から、持ち前のキック精度の高さを活かしたクロスでロナウドのヘディングシュートを生み出しており、当然チャンスを作る能力はフレッジより高い。

この一戦から察するに、やはりフレッジのトップ下起用はリードを守りきりたい時のオプションとして考えておくのがベストだろう。多少後ろからの組み立てを犠牲にしてでもエリクセンをトップ下で先発起用しておけば、もう少し得点チャンスが増えていたかもしれない。

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