“ウクライナのネイマール”はアーセナル行きに前向き マルキーニョス活躍もまだまだ不安なWGの台所事情

ムドリクは直近のCL・RBライプツィヒ戦でもゴールをゲット photo/Getty Images

1月に移籍する可能性がありそうなムドリク

FWマルキーニョスという若手有望株を確保しながら、さらなるウインガーの補強を試みていたアーセナル。候補の1人にあがっていたシャフタール・ドネツクのFWミハイロ・ムドリクは、1月のアーセナル行きに前向きのようだ。

FWガブリエウ・ジェズスやDFオレクサンドル・ジンチェンコなどを獲得し各ポジションの強化に成功したものの、守備的MFとウイングの補強は完了させることができなかったアーセナル。FWニコラ・ペペをニースにローンで放出したこともあり、右ウイングのFWブカヨ・サカにかかる負担の大きさが懸念材料となっている。

獲得が噂されていたムドリクは、“ウクライナのネイマール”という異名も持つ21歳のウクライナ代表選手。主戦場は左サイドだが、彼を起用する際はFWガブリエウ・マルティネッリを右に回すなど、サカの負担を軽減するための術はいくらでもあるだろう。

英『The Mirror』によれば、ムドリクは今夏の動向や将来の展望について明かしており、アーセナルからの関心についても言及。米『CBS Sports』のインタビューでこのようなコメントを残したようだ。

「冬になればわかるよ。移籍に関する話や、僕を欲しがっているクラブの話はたくさんあった。だけどそれは普通のことだ」

「僕はシャフタールにいるし、このチームでプレイしたい。このチームの全選手を愛している。今の僕にとってシャフタールはホームだ。僕にとってすべての考えがシャフタールにあることはとても重要なことなんだ。だけど冬にどうなるかは様子を見よう」

「(イングランドでプレイしたいかと問われて)うん、プレミアリーグは誰もが夢見る場所だと思う」

「(移籍先の例にアーセナルが挙げられて)そうだね、なんて言えばいいか難しいけど、アーセナルはとてもいいチームだよ。とても良い監督がいるし、彼らが志向するサッカーも好きだ」

9日に行われたヨーロッパリーグのチューリッヒ戦ではついに新戦力のマルキーニョスが右WGとして先発。1ゴール1アシストの活躍でアーセナルデビューに自ら華を添えており、サカの代役問題はここにきて解消の兆しを見せつつある。

その一方、左WG兼トップ下と見込まれているMFエミール・スミス・ロウがなかなか万全の状態にならないため、今度はマルティネッリの稼働率にも不安が出てきている。マルキーニョスが今後存在感を増していったとしても、ムドリクのような選手の需要がなくなることはないだろう。

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