勝ちが続かないチェルシー
今季はリーグ開幕からあまり調子が上がらず、思うように勝ち点が積み上げられていないチェルシー。チャンピオンズリーグの試合もいよいよ始まったが、グループE第1節ディナモ・ザグレブ戦は1-0の敗戦を喫することとなった。
リーズ・ユナイテッド戦やサウサンプトン戦に敗れ、開幕からの戦績を3勝1分2敗としているチェルシー。現在のリーグ戦順位は6位となっているが、アーセナル、マンチェスター・シティ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブには後れを取っている。
そんな状況で迎えたCLディナモ・ザグレブ戦。トーマス・トゥヘル監督は直近のウェストハム戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたDFベン・チルウェルや新加入のFWピエール・エメリク・オバメヤンをスタメンに抜擢。多少メンバーを入れ替えてこの試合に臨んだが、FWミスラフ・オルシッチの一発に泣き、CL黒星スタートとなってしまった。
英『Daily Mail』によれば、トゥヘル監督はこの結果に落胆しており、怒りや驚きを感じている模様。選手たちのパフォーマンスが低調な理由もよくわからないようだ。
「自分自身に腹が立つし、我々のパフォーマンスにも腹が立つ。こうなるとは思っていなかったからね」
「いいトレーニングができていたし、チームも準備できていたと思う。これがどういうことはみんなわかっていると思うし、こうなることは予想できなかった。だから自分に腹が立つんだ」
「(トップレベルにある選手が)今のところ多くはない。その解決策や理由を見つけるのが私の役目だ」
「明らかに彼らは個々のパフォーマンスを落としているし、これがどこから来るものなのか、私にはよくわからない」
「覚悟やハングリー精神が欠如しており、必要なことを最高のレベルで行うためのインテンシティも欠けている。我々が自分たち望む場所にいないことは明らかだ」
「我々はもっと良くなる必要がある。まだ仕上がっていないし、結果に満足しているわけではない。全般的なプレイのあり方にも満足していない。それでも良い方向に進んでいるとは思っていたから、このパフォーマンスには驚いている」
今夏のチェルシーは補強にかなりの大金を費やしたこともあり、リーグにおいても、CLにおいてもそこそこの成績で終わることは許されないだろう。シーズンはまだ始まったばかりだが、チームや選手たちの復調を気長に待っている時間はあまりないかもしれない。