今季もプレミアリーグはマンチェスター・シティとリヴァプールが優勝争いをリードするに違いない。当初は誰もがそう考えていたはずだが、リヴァプールが序盤で躓いた。
もちろん挽回は可能だが、どこかチームとして落ち着かないところがある。新戦力FWアーリング・ハーランドが爆発するマンCと、新FWダルウィン・ヌニェスが退場処分を受ける苦いスタートを切ったリヴァプール。新センターフォワードの出来も対照的だ。
そんな中、元アーセナルDFバカリ・サニャ氏がマンCのライバル候補に挙げたのが古巣アーセナルだ。
さすがにまだ期待するには早すぎるだろう。アーセナルは昨季もトップ4入りを逃したクラブだ。しかし、開幕から無傷の5連勝でアーセナルへの視線が変わってきているのは間違いない。
「アーセナルはプレミアのタイトルを巡ってシティの主なライバルになる可能性があると思う。もちろんシティが依然として優勝候補筆頭だけどね。彼らに挑戦できるチームは他に見当たらない。リヴァプールを完全に除外することはできないが、サディオ・マネを失った彼らは同じチームに見えない。マネとサラーは互いに補完し合い、安定していた。今季のリヴァプールが相手から同じように恐れられているとは思わないよ。すでにポイントも落としているし、リヴァプールが追いつくのは難しいだろう。対してアーセナルは完璧なスタートを切っていて、シティとタイトルを争う可能性があると感じている」
英『Football365』によると、サニャ氏はこう語っている。アーセナルの場合は開幕5試合で強敵と呼べる相手と対戦していないため、そこも判断が難しいポイントではある。4日にはマンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームが控えており、ここが本格的な腕試しの場となるか。
とはいえ前線で新戦力のガブリエウ・ジェズスがフィットし、2列目でマルティン・ウーデゴーやガブリエウ・マルティネッリが機能している今のアーセナルに期待できるのは確かだ。守備もウィリアム・サリバの復帰で選択肢が増え、冨安健洋を含めローテーションする余裕まで出てきた。
果たして今の勢いは本物なのか。まだ疑問もあるが、4日にマンUまで華麗に撃破した場合は本格的な優勝候補の一角だ。