インテルをも華麗に撃破したサッリ・マジック ロマニョーリも加わったラツィオの強さは想像を超える

インテル戦ではペドロもゴールを決めた photo/Getty Images

インテル戦はパーフェクトに近い内容

想像を超えるラツィオの強さに驚いた人もいるだろう。前節3-1でインテルを撃破したラツィオは、今節サンプドリアのアウェイへ乗り込む。ここまで開幕3試合で2勝1分と悪くないスタートを切っており、インテル戦ではそのクオリティを存分に披露してくれた。

まずチームを指揮しているのはマウリツィオ・サッリだ。エンポリ、ナポリ、ユヴェントスなどセリエAを中心に仕事をしてきたサッリはイタリアのサッカーを熟知しており、そこは大きな強みだ。

インテル戦でのサッリの采配も見事で、ラツィオは3バックで戦ってくる相手のセンターバックへインサイドハーフの選手が高い位置を取って積極的にプレスをかけた。インテルも19本シュートは打ったが、ラツィオの守備が効果的だった印象だ。
また今夏はそこまで豪華な補強に動いたわけではないが、フリーでDFアレッシオ・ロマニョーリとMFマティアス・ベシーノが加入。2人はインテル戦でも先発しており、両者ともセリエAでの経験は豊富だ。特にレフティーのセンターバックであるロマニョーリの加入は大きく、レフティーならではのビルドアップにも期待できる。

中盤ではダニロ・カタルディがバランスを取り、テクニシャンのセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、右サイドに入る同じくテクニシャンのフェリペ・アンデルソンがチャンスメイク。そして仕上げはチーロ・インモービレだ。

インテル戦でこそゴールはなかったが、現セリエA最強クラスのストライカーであるインモービレの存在は大きい。チャンスさえ提供できればシーズンに20から30ゴールは計算できるFWでもある。

ボールを奪ってからの展開も巧みで、インテルは完敗といった形だった。あの一戦でラツィオが思った以上に厄介なチームだと感じた人は多いはず。

今のセリエAは上位争いがかなり激しくなっており、今季はナポリも開幕から好調だ。ナポリの場合はロレンツォ・インシーニェやカリドゥ・クリバリ退団の影響で苦戦するとの予想もあったのだが、こちらも経験豊富なルチアーノ・スパレッティが上手くチームを作っている。

ラツィオ、ナポリらが状態を上げることで、セリエAはさらに面白さを増す。王者ミラン、選手層では上をいくインテル、ユヴェントス、優勝を狙える戦力とも言われるローマ、継続的に上位へ顔を出しているアタランタ。これらのチームによるぶつかり合いは予想が難しく、今季もセリエAは荒れそうだ。

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