セリエA、プレミアも制した名将なのにCLで勝てない コンテがスパーズで挑むNEXTステップ

トッテナムを指揮するコンテ photo/Getty Images

真の名将となるには欠かせないのがCL

現在トッテナムを指揮するアントニオ・コンテはセリエA、プレミアリーグの優勝経験があり、トッテナムも持ち前の熱量で良い方向へ変わりつつある。現代を代表する名将の1人と言っていいだろう。

だが、まだ不足しているものがある。名将の条件として欠かせないチャンピオンズリーグでの成績だ。

コンテのような熱い指揮官はチャンピオンズリーグのような短期決戦に向いているように思えるが、これが意外と結果が出ていない。ユヴェントスを指揮した2012-13シーズンはベスト8まで進んでいるが、これが最高成績だ。
続く2013-14シーズンはグループステージ敗退、チェルシーを指揮した2017-18シーズンはベスト16、インテルでの2019-20、2020-21シーズンはともにグループステージ敗退だった。

トッテナムは25日に行われた組み合わせ抽選会の結果、フランクフルト、スポルティングCP、マルセイユと同じグループDに入った。楽なグループとまでは言えないが、優勝候補と呼べるクラブもいない。トッテナムの戦力ならば十分にグループ突破を狙えるだろう。

あとは国内リーグとのローテーションが重要になってくるが、この部分でコンテは躓くケースが過去にあった。リーグ戦で安定した成績を残すのは得意分野なのだが、今季はトッテナムをどこまで導けるだろうか。

マウリシオ・ポチェッティーノが指揮していた2018-19シーズンにはファイナルまで進んだこともあるチームだ。当時と顔ぶれは違うが、今夏の補強でチームはかなり強化されている。複数コンペティションで結果を出すのも名将の条件と言えるが、この組み合わせでグループ敗退はトッテナムサポーターも黙っていないか。

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