《29分に1ゴール》のFWがハーランドを超えたと話題に? またオーストリア国内リーグに出てきた若き才能

LASkリンツで結果を出すリュビチッチ(写真はハイドゥク・スプリト時代) photo/Getty Images

オーストリア国内リーグで4戦9発と大暴れ

2019年より1年間オーストリアの強豪ザルツブルクでプレイしたFWアーリング・ハーランド。通算27試合で29ゴールと驚異的な数字を残していったハーランドは、2019-20シーズンの開幕から4試合で6ゴールを奪う見事なスタートを切っていた。

そんなハーランドの開幕4試合で6ゴールの数字を超えたと話題を呼んでいる人物がいる。今夏にクロアチアのハイドゥク・スプリトからレンタルでオーストリアのLASKリンツに加入した20歳のU-21クロアチア代表FWマリン・リュビチッチである。

無名に近い183cmの点取り屋は、何と今季開幕から3試合で6ゴールを記録。6日のヴォルフスベルガー戦では60分の出場で4ゴールと大暴れし、さっそくオーストリアで注目を集めているのだ。
しかもリュビチッチは国内カップ戦のSCシュヴァーツ戦でハットトリックも記録しているため、それも合わせれば移籍から4試合で9ゴールを決めていることになる。驚異的な固め打ちで、現在の得点ペースは29分に1ゴールと異様な数字になっている。

スペイン『MARCA』によれば、リュビチッチ本人は「プロとしてのキャリアはまだ長くないけど、1試合で4ゴールも決めたのは初めて」と少々自分でも驚いている様子。それでもシーズンに20ゴールを決める野心を明かしているようで、リーグ戦3試合で6ゴールとは目標達成へこれ以上ないロケットスタートである。

あとはこれを継続できるかどうかだ。オーストリア国内リーグとクロアチア国内リーグのレベル差を測るのは難しいが、ハイドゥク・スプリト時代は通算44試合で9ゴールだった選手だ。LASKリンツでは経った4試合でその数字に並んだことになり、今の爆発が一時的なものでないことを証明したい。

その先にクロアチア代表デビューも見えてきそうだが、クロアチアに頼れるセンターフォワードは現れるのか。近年はオーストリア国内リーグで活躍する若手タレントに注目が集まっているが、ハーランド以上のスタートを切ったリュビチッチも今季のNewスター候補の1人と言えそうだ。

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