「世界よ、気をつけろ。メッシが戻ってきた」 今季“神の左足”は再び世界を支配する

クレルモン戦で活躍したメッシ photo/Getty Images

パリ2年目の今季は何かが違う

2021年に限れば、リオネル・メッシは世界最高の選手ではなかったかもしれない。メッシは昨年に史上最多7度目のバロンドールも受賞したが、この時もメッシの受賞に対して疑問の声が挙がっていた。

パリ・サンジェルマンへ移籍した昨季もリーグ・アンでは6ゴール14アシストの成績に終わり、得点数に関しては物足りないところがあった。チームもチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに敗れるなど、昨季を成功のシーズンとは言えないだろう。

だが、今季のメッシは何かが違う。開幕戦となった6日のクレルモン戦ではオーバーヘッド弾を含む2ゴールを記録し、チームも5-0で快勝。キリアン・ムバッペは不在だったが、ネイマールとメッシが見事な活躍を披露した。

パリは今夏に日本ツアーを開催し、そこでも新指揮官クリストフ・ガルティエは3バックにトライしていた。まだクレルモン戦だけで判断するには早すぎるが、英『Squawka』はガルティエの3バックシステムによってメッシを自由にすることが出来ていると評価する。

何より今年は11月にワールドカップ・カタール大会が控えており、アルゼンチン代表のエースであるメッシがモチベーションを上げる理由としては十分すぎる。パリできっちりとコンディションを高め、カタールの地で頂点を狙う考えだろう。その目標へ向けてクレルモン戦のスタートは上々だ。

「世界よ、気をつけろ。メッシが戻ってきた」

同メディアはこう締めているが、再びメッシは世界最高の存在であることを証明するのだろうか。

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