デル・アリ、サンチョ、ミトロビッチ 今季プレミアで“真の実力”が試される実力者たち

デル・アリもこのままでは終われない photo/Getty Images

今季勝負のシーズンを迎える選手たち

今季その価値を改めて証明できるだろうか。勝負の新シーズンを迎える選手たちにスポットを当ててみたい。

プレミアリーグでは、やはりマンチェスター・ユナイテッドの選手たちに注目だ。チームは新指揮官にエリック・テン・ハーグを迎えたわけだが、新たにスタートを切ったチームではMFドニー・ファン・デ・ベーク、FWジェイドン・サンチョ、DFラファエル・ヴァランらアピールすべき選手が多すぎる。

特にファン・デ・ベークはマンUでほとんど出番がなかったが、テン・ハーグとはアヤックスで一緒に仕事をしてきた。テン・ハーグもファン・デ・ベークの活かし方を熟知しているはずで、今季はもう一度評価を上げるチャンスだ。
サンチョとヴァランは昨夏マンUに加わった選手だが、昨季は満足のいくシーズンを過ごせなかった。獲得に動いたマンUが正しかったのか、2人にはサポーターの期待に応える義務がある。特に若いサンチョはドルトムントで成長したことを証明する必要があり、新シーズンへモチベーションは高いはずだ。

エヴァートンではMFデル・アリだ。イングランドのホープだったはずが、今ではほとんど話題に上がらなくなってしまった。このままでは今年のワールドカップでもイングランド代表メンバーには入れないだろう。トッテナムで見せていた好調時のパフォーマンスは圧巻だっただけに、もう一度あの頃の輝きを取り戻してほしい。今年4月には26歳を迎え、もう中堅世代だ。今季も結果を出さなければ完全に忘れられるかもしれない。

昇格組からは、昨季イングランド2部で43ゴールを挙げたフラムFWアレクサンダル・ミトロビッチだ。2部では通算126試合で85ゴールと大爆発してきたが、プレミアリーグでは104試合で24ゴールと数字が落ちる。2部での得点力をプレミアでも発揮できるのか。ワールドクラスのストライカーなのかを証明するシーズンとなるだろう。

英『BBC』はミトロビッチについて「2部には良すぎる選手。しかしプレミアリーグでは十分ではない?」と疑問を投げかけており、評価が難しいキャリアの持ち主ではある。フラムが下位クラブだけにプレミアで結果を残しづらい側面もあるが、今季どこまで数字を伸ばせるのか注目だ。

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