E・メンディ、カマヴィンガ、続いて注目のマティス・テル レンヌから続々出てくる才能たち

カマヴィンガはレアルへとステップアップ photo/Getty Images

売却と育成上手なクラブとして注目集まる

フランスには育成上手なクラブも多いが、ここ最近スカウトと育成で結果を出しているのがレンヌだ。

現在はBチームを経てレンヌのトップチームに上がってきたばかりの17歳FWマティス・テルに注目が集まっているが、テル獲得へ動いているのはあの名門バイエルンだ。ロベルト・レヴァンドフスキの将来的な後継者候補とも目されており、一気に知名度が上がっている。U-17フランス代表にも選ばれている選手で、また1人フランスから興味深いアタッカーが出てきた。

さらに現チームの前線ではリヴァプールがロベルト・フィルミーノの後継者候補に目をつけているとされる25歳のフランス人FWマルティン・テリエ、積極補強に動くニューカッスルが目をつけている20歳のガーナ代表FWカマルディーン・スレマナなど面白い逸材が揃っている。
テリエは2020年にリヨンから1200万ユーロで獲得した選手だが、昨季はリーグ・アンで21ゴールと大ブレイク。器用なアタッカーとして人気を高めており、今や市場価値は2500万ユーロまで上昇している。

また今夏はすでに26歳のDFナーイフ・アゲルドをウェストハムに3500万ユーロで売却しているが、アゲルドは2020年にディジョンから400万ユーロで獲得した選手だ。レンヌはこのあたりのビジネスも巧みだ。

2016年まで遡ればFWウスマン・デンベレをドルトムントへ売却するところから始まり、2020年には760万ユーロで獲得していたGKエドゥアール・メンディをチェルシーへ2400万ユーロで売却。この移籍からメンディが一気にワールドクラスGKとして有名になった。

さらに今夏にはブラジル代表FWハフィーニャがリーズ・ユナイテッドからバルセロナへ移籍したが、ハフィーニャもレンヌに在籍していた経験を持っている。ポルトガルのスポルティングCPから獲得していたハフィーニャを2020年にリーズへ売却しており、レンヌの目利きは正しいということか。

そして昨夏にはフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガをレアル・マドリードへ売却しており、ここ2、3年は市場で何かと話題を呼ぶクラブになっている。

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