大量6ゴールで勝利の香港戦から一転、中国戦では攻撃陣が沈黙 最終戦日韓戦を前に課題多し

自慢のスピードで存在感を披露した宮市亮 photo/Getty images

何度も相手ゴールに迫った

先日E-1選手権の最初のゲームとなる香港戦を戦った日本代表。6-0と攻撃力の高さが際立っており、大量得点での勝利となった。

24日には2戦目となる中国戦が行われ、佐々木翔らサンフレッチェ広島の選手が5人先発に選ばれた。初戦香港戦は宮市亮ら横浜F・マリノス勢が多くスターティングメンバーに名を連ねており、2戦目は広島を軸としてきた。

しかし中国の5バックを崩せない。アタッキングサードまでボールを運ぶことはできるが、フィニッシュの精度を欠いてしまい、前半はビッグチャンスというものがほぼなかった。最も期待感があったのは、右サイドの宮市で、自慢のスピードから何度もボックス内に侵入している。
後半はよりボールを支配することになるも、前半同様に好機を生み出せない。すると、後半36分、初戦で2ゴールを挙げた西村拓真と相馬勇紀が投入される。

さっそく存在感を示したのは相馬だ。縦へのスピードを生かしたドリブルを武器にボックス内に侵入しクロスを供給。ゴールとはならなかったが、ドリブル突破から違いを見せる。さらに西村はF・マリノスのチームメイトである小池龍太とのコンビネーションから打開を図るなど交代でピッチに投入された選手が躍動した。

それでも最後まで得点は奪えず0-0でのドロー決着となった。ボールを支配することはできたが、どう前線につなぐのが、アタッキングサードでどう打開するのかが明確になっておらず、27日の日韓戦では改善を期待したい。

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