武藤の代役はストライカーではなく”WBの岩崎悠人” サガン鳥栖で評価を高めた元FWはどのポジションで起用される?

サガン鳥栖で飛躍を掴んだ岩崎悠人 photo/Getty images

初のフル代表入りとなる

日本サッカー協会はE-1選手権を戦う日本代表のメンバー変更を発表。ヴィッセル神戸の武藤嘉紀が不参加となり、サガン鳥栖の岩崎悠人を追加招集した。武藤は怪我での不参加で、岩崎は初のフル代表入りとなる。

岩崎といえば東京五輪世代のストライカーで、横浜FCの小川航基と共に期待されていたFWだ。しかし近年は伸び悩んでおり、2021年の夏に行われた東京五輪には出場していない。

岩崎は現在鳥栖でウイングバックとして評価を高めている。[3-4-2-1]の左ウイングバックが彼の主戦場であり、ゴールも決めている。
左ウイングバックとして輝いているのは運動量の豊富さと球際の強さにある。とにかく走る選手で、1試合で45回のスプリント数を記録した試合もあり、リーグでは3位の好成績だ。ウイングバックといっても試合の流れでウイングになること場面もあり、元はアタッカーだった強みを生かして攻撃面で脅威となっている。

そんな岩崎はE-1選手権ではどのポジションで起用されるのか。武藤はおそらく3トップの中央で使われると予想でき、その代役としての招集なら岩崎の3トップの中央となる。ただ現在のポジションとはかけ離れており、元ストライカーではあるがどのポジションで起用されるのか。

おそらくウイングになるだろう。16日の横浜F・マリノス戦では[4-4-2]の右サイドハーフとして起用されており、存在感を示している。しかし本領発揮となるのはウイングバックであり、3バックのオプションがあるのかもしれない。

今季のサプライズである岩崎のウイングバックでの飛躍。まだ24歳と若い選手であり、今後の活躍に注目だ(データは『Jリーグ公式』より)。

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