代表通算《205試合83ゴール》は凄すぎる 女子選手史上11位に入る澤穂希を超える逸材は出てくるのか

2011年になでしこジャパンはW杯を制覇 photo/Getty Images

出場数も得点数も歴代最多

アメリカとの激闘の末、ワールドカップを制した2011年大会から11年。あの時のなでしこジャパンを超える女子サッカー日本代表チームは完成するのだろうか。

当時の主役は何と言ってもMF澤穂希だ。チームの絶対的リーダーとしてなでしこジャパンを引っ張った澤は、あのワールドカップで大会得点王&大会MVPを獲得。その後FIFA最優秀選手賞も受賞しており、日本女子サッカー界におけるNo.1のレジェンドプレイヤーである。

その評価は世界的に高い。先日英『FourFourTwo』は『女子サッカー史上最高の選手TOP50』と題した企画を組んでおり、そこで澤は11位に選ばれている。日本のみならず、アジアサッカー界を変えた選手だったのは間違いない。
個人の成績では女子日本代表歴代最多となる205試合出場、こちらも歴代最多となる83ゴールを奪っており、MFを本職としながら得点力も抜群だ。歴代得点記録2位は同時期に代表でプレイしたFW永里優季が入っているが、得点数は58ゴールと澤とは差がついている。今後澤の数字を超える選手は出てくるだろうか。

ちなみに同メディアのランキングでは25位にMF宮間あやもランクインしている。決勝のアメリカ戦で宮間のコーナーキックから澤が劇的ゴールを決めたシーンは印象深いが、同メディアはそんな宮間のキック精度を高く評価している。

歴代出場数を見ても、宮間は澤に次いで2番目に多い162試合に出場。他にもワールドカップ優勝メンバーであるFW大野忍が3位(139試合)、4位永里(132試合)、5位は今も代表を務めるDF熊谷紗希(127試合)、6位もワールドカップ優勝メンバーのFW安藤梢(126試合)、7位は澤の相棒を務めたボランチの坂口夢穂(124試合)、8位はディフェンスリーダーだったDF岩清水梓(122試合)、10位にも左サイドバックの鮫島彩(114試合)が入っており、いかに当時の優勝メンバーが凄かったのかが分かる。

このメンバーは翌年の2012ロンドン五輪でも銀メダルを獲得しており、女子日本代表における黄金期を築いた。当時のレベルは特別であり、そこに到達するのは至難の業と言えそうだ。

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