新オーナーは希望、監督は消極的 チェルシーはC・ロナウドを獲得すべきか

去就が不透明となっているクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images

昨季は18ゴールを挙げたストライカーだ

20-21シーズンはトーマス・トゥヘルがシーズン途中で就任し、そのままCLを制したチェルシー。昨季は怪我人の続出や大金をかけた補強がチームにフィットしないなど計算外なことが複数起きてしまいプレミアは3位、CLでは8強で姿を消す思うようなシーズンではなかった。

そういったこともあってか今夏の移籍市場での動きは積極的だ。正式な獲得の発表はまだだが、複数の選手が獲得候補に挙がっており、とくに前線ではラヒーム・スターリングやハフィーニャ、ウスマン・デンベレとビッグネームが多い。ロメル・ルカクが抜けた前線の補強を進めたいのだろう。

英『The Sun』によるとマンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドも候補に入っているようだ。ロナウドは今夏での退団を希望しており、チェルシーの新オーナーであるトッド・ベーリー氏が獲得を熱望しているという。ただ、指揮官であるトゥヘルは獲得に消極的で、チェルシー加入は簡単ではない。

だが、ロナウドはチェルシーの攻撃で中心となれる理想的な人物だ。チェルシーの前線は1トップに2シャドーを採用しており、ロナウドをシャドーやウイングとして使えば偽9番として1トップを務めるカイ・ハフェルツと相性がいい。ハフェルツがスペースを空け、ロナウドが飛び込む形はポルトガル代表FWがゴールを奪う得意なパターンであり、得点量産が見込める。レアル・マドリード時代にはカリム・ベンゼマが最高のサポート役としてロナウドを支えており、チェルシーでも似た形を試せるかもしれない。

しかし否定的な意見もあり、英『The Athletic』では給与の高さ、守備意識の低さ、トゥヘルが現在市場で求めるアタッカーとのスタイルの違いの3つを根拠としている。

とくに現状求めているFWとのスタイルの違いは大きい。トゥヘルはルカクを手放したが、市場で求めているのはベルギー代表FWの代役となるストライカーではなくウイングだ。サウサンプトンから戻ってくるアルマンド・ブロヤを計算に入れているのかもしれないが、純粋な9番を求めていない可能性がある。またスターリングやハフィーニャはサイドでも中央でもプレイできるが、ロナウドは中央で強みを発揮することが多い。サイドに流れることも多いが、突破力のあるドリブルは披露できておらず、サイドが渋滞し誰もゴール前に飛び込まない事態がユナイテッドでは発生していた。トゥヘルはこのような状態になることを予想し、獲得に消極的になっているのだろう。

昨季のチーム状態が悪かったユナイテッドで18ゴールを奪うなどその能力は確かなロナウド。しかし得点面以外では評価の難しい選手であり、獲得する際は慎重に考えたほうが良さそうだ。

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