レアル・ソシエダで掴んだ活躍できるという自信 マンチェスター・ユナイテッドで11番をつけたレフティの現在地

昨季はレアル・ソシエダでプレイしたアドナン・ヤヌザイ photo/Getty images

アタッカーとして成長した5年間だった

久保建英獲得の可能性が報じられているレアル・ソシエダ。昨季リーグ6位で終えたリーガ・エスパニョーラの強豪であり、来季はELに出場することになる。

そんなソシエダだが、2人のアタッカーが今夏退団することになっており、それで久保の獲得を目指しているといわれている。それが、アドナン・ヤヌザイとポルトゥである。

イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドのユースで育ち、トップチームデビューを飾った生え抜きのヤヌザイ。ライアン・ギグスが付けていた11番を背負うことになるなどクラブからの評価は高かったが、ユナイテッドでは63試合に出場して5ゴール6アシストとインパクトを残すことはできず、ローンでクラブを転々とし、2017年にソシエダへ完全移籍で加わっている。
ソシエダでは継続したプレイタイムを得ることに成功しており、在籍した5年で166試23ゴール21アシストと素晴らしい成績を残している。契約はこの夏で切れることになるが、ソシエダではアタッカーとして地位を確立することに成功している。ドリブルだけでなく、ポジショニングやアイデアのあるパスなどシーズンを重ねるごとに武器が増えており、クロス成功数36本とドリブル成功数46回は昨季のチーム最多の数字であった。

そんなヤヌザイはイタリアへ拠点を移すようだ。西『todofichajes.com』によるとナポリが興味を示しており、合意が近づいているという。ヤヌザイ本人はバルセロナ行きを望んだようだが、クラブは財政難に悩まされており、実現しなかったようだ。

ユナイテッドでは失格の烙印を押されるも、成長してイタリアでタイトルを狙えるチームに移籍できそうなヤヌザイ。セリエAは初挑戦となるが、自身の実力を最大限発揮することはできるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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