笑われても信じ続けてきた仏代表入りの夢 C・パレスで結果出すマテタが掴んだチャンス「夢を話したら、笑ったチームメイトもいた」

クリスタル・パレスで結果を出してきたマテタ photo/Getty Images

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実力は代表でも通用するはず

主力FW陣に負傷者が出ていることもあるが、クリスタル・パレスで結果を出してきたFWジャン・フィリップ・マテタが今月のフランス代表メンバーに入った。

マテタは28歳を迎えているが、まだA代表でプレイした経験はない。世代別代表、そして昨夏のパリ五輪でオーバーエイジ選手として参加した経験だけだ。

フランスのA代表はスーパースター集団となっているため、メンバーに入るだけでも大変だ。それでもマテタはクリスタル・パレスで通算164戦50ゴールと結果を出していて、今回の招集も妥当と言える。
マテタがクリスタル・パレス入りしたのは2021年のことだが、マテタは当時からフランス代表に入る夢を掲げてきた。中にはその夢を笑う人もいたようだが、マテタは信じ続けてきたのだ。

「フランス代表でプレイすることがずっと夢だった。チャンスがいつか来ると信じていたんだ。パレスに加入したばかりの頃、ロッカールームでフランス代表への夢を話したら、笑ったチームメイトもいた。まだパレスで試合に出てもいないのに、代表のことを考えるなんておかしいとね。でも『それが僕の目標であり、自分の力を示すためにプレイするだけさ』と答えたんだ」(『L’Equipe』より)。

クリスタル・パレス加入から4年の時を経て、ついにそのチャンスを掴んだ。今月デビューの機会が巡ってくるかは分からないが、クリスタル・パレスで正しい道を歩んできたのは間違いない。プレミアリーグでは十分すぎるほど実力を証明しており、そのパワーを活かしたダイナミックなプレイは代表シーンでも通用するはずだ。



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