マンUの新右WGはアントニーでなければダメなのか 有望なのにより安く済む3選手

獲得が噂されているアントニー photo/Getty Images

補強が思い通りに進んでいないマンU

今夏に陣容を大幅に強化したいマンチェスター・ユナイテッドは、アヤックスのブラジル代表FWアントニー・マテウスに狙いをつけているという噂がある。この22歳はエリック・テン・ハーグ新監督の教え子だったということもあり、獲得が実現すれば新生マンUに大きなメリットをもたらすはずだが、当然彼を逃してしまう事も考えられる。

英『Manchester Evening News』は、アントニー獲得に約7000万~8000万ユーロがかかるため、マンUの予算を上回ってしまうかもしれないことを伝えており、より安価に獲得できそうな右ウイングの選手を何人か提案している。

まず1人目はクリスタル・パレスのMFミカエル・オリーズ。彼は昨夏にレディングからクリスタル・パレスへと移籍した20歳で、右ウイングを主戦場とする左利きの選手だ。パトリック・ヴィエラ監督の下、1部リーグ初挑戦ながら26試合2ゴール5アシストを記録しており、3500万ポンド(4060万ユーロ)のリリース条項があると同メディアは伝えている。

2人目は将来スペイン代表を背負って立つと期待されている逸材、ビジャレアルの19歳MFジェレミ・ピノ。同メディアはこのスペイン代表に6700万ポンド(7770万ユーロ)のリリース条項があり、満額を払うとなればアントニーより安くはならないが、交渉の余地はあるはずだと伝えている。また、マンUにはピノのチームメイトであり、CFや左WGをこなすオランダ代表アルノー・ダンジュマを狙っているという噂もある。

3人目はバイエル・レヴァークーゼンのフランス代表FWムサ・ディアビ。この22歳は5000万ポンド(5800万ユーロ)ほどでニューカッスルへの移籍が噂されている左利きウインガーで、今季は公式戦42試合17ゴール15アシストを記録。ヨーロッパリーグだけでも8試合4ゴール3アシストという数字を残しており、リーグが違うため一概には比較できないが、候補に挙がっている中で最も実績がある選手と言えるだろう。

テン・ハーグ流を知るという点にこだわらなければ、より安い金額で獲得できる有力な選手がこれだけいる。アントニーの獲得が難航するようであれば、こういった選手たちに早めに狙いを切り替えるのも一つの手だろう(データは『FBREF』より)。

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