またもアヤックス“大量引き抜き”の夏…… ハラー、マルティネス、アントニーら大改革の時迫る

アヤックスの顔ぶれはどう変わるか photo/Getty Images

指揮官テン・ハーグも引き抜かれた

今夏はかなり忙しい夏になるかもしれない。

注目すべきなのは、2021-22シーズンもエールディヴィジを制した王者アヤックスの動きだ。

アヤックスはすでにDFノゼア・マズラウィ、MFライアン・グラフェンベルフの2人をバイエルンに引き抜かれており、バイエルンの動きは素早かった。
現在バルセロナでプレイするMFフレンキー・デ・ヨング、ユヴェントスのDFマタイス・デ・リフトもそうだったが、アヤックスは定期的に若手タレントをビッグクラブに引き抜かれている。それもアヤックス流ビジネスではあるのだが、当然その穴を埋めなければならない。

今夏は他にもDFリサンドロ・マルティネスにアーセナル、エールディヴィジとチャンピオンズリーグでゴールを量産したFWセバスティアン・ハラー、ブラジル代表のFWアントニー、DFユリエン・ティンバーにも他クラブからの関心が伝えられるなど、またまた主力を一気に引き抜かれる夏となる可能性がある。

しかも今回は指揮官エリック・テン・ハーグもマンチェスター・ユナイテッドに向かってしまい、アヤックスはこのひと夏でガラリとチーム構成が変わることになる。

補強の方はトッテナムで出番が限られているFWステーフェン・ベルフワイン、フランスのレンヌに所属する20歳DFアドリエン・トリュフォー、ニースFWケルヴィン・ステングス(23)、国内からAZのDFオーウェン・ワインダル(22)に目をつけているようだが、ここできっちり補強しておかないと新シーズンは王座が危うい。

今夏は1つの転換期とも言えそうだが、王座を守れるのか。この夏は舵取りの難しい夏となりそうだ。

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