レアル、ユーヴェ、チェルシー、アトレティコと移籍連発の7年間 “モラタ史上最高”のクラブはどこだ

ユヴェントスでプレイするモラタ photo/Getty Images

いつがベストか分かりにくいか

スペイン代表では歴代7位となる26ゴール。今年のワールドカップで日本代表の厄介な敵となるであろうスペイン代表FWアルバロ・モラタは、数字が示す通り優秀なストライカーだ。

しかし、同時に評価が難しい選手でもある。特長的なのはクラブでのキャリアで、とにかく移動が激しい。

2014年にレアル・マドリードを離れてユヴェントスへ移籍すると、2年後の2016年に買い戻しオプションでレアルへ復帰。しかし1年後の2017年にはチェルシーへの移籍が決まり、1年半後の2019年冬にはアトレティコ・マドリードへ。そして2020年夏には再びユヴェントスへ復帰することになり、2014年以降は1つのクラブで3年間過ごしたことがない。
モラタが所属してきたクラブはいずれも強豪で、それがモラタの優秀さを物語っているとも言える。しかし、今ひとつクラブの主役になりきれないのも事実。

スペイン『as』は「どのクラブで最高のモラタを見た?」とユーザーに問いかけているが、選ぶのはなかなか難しいだろう。

得点数だけで見るなら、レアル時代の2016-17シーズン、ユヴェントスでの2020-21シーズンはキャリアハイとなるシーズン20ゴールを記録している。

2016-17シーズンは主にバックアッパーの役割からゴールを量産し、当時はレアルのローテーション組となるBチームが優秀だと話題になった。

チャンピオンズリーグ決勝に進んだユヴェントスでの2014-15シーズンも印象的だ。準決勝では古巣レアル相手に2ゴールを決め、決勝のバルセロナ戦でも意地の1ゴールを挙げた。まだ若かったモラタがブレイクするきっかけになったシーズンとも言える。

「どのチームでもモラタが能力を最大限に発揮したとは思わないが、ユヴェントスでの最初のシーズンがベストだったのは明らか」

「明らかにレアル時代がベスト」

SNS上でも意見は割れており、スペイン代表でプレイしているときが一番良いなんて見方もあった。優秀なストライカーだが、少し評価が難しい。モラタはそんな選手か。

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