“クロップの愛弟子”が引退を明言 ドルトムント全盛期を支えた男が33歳で現役を退く理由

ドルトムントを支えたスボティッチ photo/Getty Images

ドルトムントのリーグ連覇に貢献

今季はバイエルンに勝点8差と大きく離されて2位でシーズンを終えたドルトムント。来季はディン・テルジッチSDを監督に据え、アーリング・ハーランドをマンチェスター・シティへ放出するなど新たなチームでドイツを戦い抜いていく。

そんなドルトムントを支えたレジェンドともいえる男が引退を発表した。ユルゲン・クロップ監督時代に香川真司らと主力として活躍し、最終ラインを支えたネヴェン・スボティッチだ。

2007-08シーズンにマインツで頭角を現したスボティッチは、クロップ監督とともにドルトムントへ加入。翌年にはブンデスリーガのベストイレブンに輝くと、2010-11年には9年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。フィジカルの強さを生かして相手のFWを潰し、積極的に縦パスを供給することもできるファイターは、マッツ・フンメルスとの強固な守備を築いた。
しかしクロップがチームを離れると出場機会が減少。2017年にはケルンにレンタル移籍すると翌年に退団を決意し、サンテティエンヌ、ウニオン・ベルリン、デニズリスボル(トルコ)などでプレイを続けていた。そして昨季限りでオーストリア・ブンデスリーガのSCラインドルフ・アルタッハを退団。その後は他クラブへ移籍することはなくフリー状態が続いていた。

そんなスボティッチは独『Augsburger Allgemeine』にて現役を引退したことを明言。サッカー選手としてのキャリアは昨季ですでに終えていたようで「公に言う機会がなかった」と初めて引退したことを明かした。昨季は10試合の出場となったが33歳とまだまだ現役でも戦える年齢ではあるスボティッチ。しかし同紙によると、現在は自身が運営している財団の活動を精力的に行っていると報道。さらに「サッカー自体にはあまり関心がない」と話しており、すでにスボティッチは第2の人生を送っているようだ。

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