レヴァンドフスキの退団希望は監督との亀裂も原因? 練習中に起きたナーゲルスマンとのいざこざ

今季もブンデスリーガ得点王に輝いた photo/Getty Images

ラ・リーガ初挑戦となるのか

ここのところ、バルセロナへの移籍が噂されているバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レヴァンドフスキ。チームとの契約はあと1年残っているものの、本人は今夏での退団を望んでいるという。

2014年にドルトムントから移籍し、8年間に渡ってバイエルン・ミュンヘンで活躍してきたレヴァンドフスキ。2020-21シーズンにはリーグ戦41ゴールを決めてゲルト・ミュラー氏のシーズン最多得点記録を49年ぶりに更新。今季も35ゴールを決めて7度目のブンデスリーガ得点王を獲得している。

さらに、バイエルンのリーグ戦10連覇やチャンピオンズリーグ制覇にも大きく貢献しており、レヴァンドフスキとしてはこれ以上バイエルンでモチベーションを保ち続けるのが難しいようだ。ポーランド『Onet Sport』によれば、出演したポッドキャストの番組内で「もっと刺激的な人生を送りたいから、僕はここを出て行くんだ」と退団のワケを明かしたという。

しかし今回の退団希望にはどうやら他の要因もありそうだ。今季からバイエルンの指揮官を務めるユリアン・ナーゲルスマン監督との関係にも多少問題があったことを独『tz』は指摘。象徴的な出来事を紹介している。

ナーゲルスマン監督はあるトレーニングで、チームメイトがクロスを上げた際のポジショニングをレヴァンドフスキに指示したという。これに納得がいかなかったレヴァンドフスキは、1シーズンで41ゴールを決めたことをナーゲルスマン監督に思い出させ、指導に反発したようだ。

どこまでナーゲルスマン監督とレヴァンドフスキの関係に亀裂が生じているのかは不明だが、独『Bild』のインタビューに応えたレヴァンドフスキは、「契約が終了するまで僕を留めるよりも、僕の売却資金で投資した方が良いと思う」と今夏での移籍が双方にとって最良の解決策になると主張。残留すればまだまだバイエルンのタイトル獲得に貢献できるはずだが、レヴァンドフスキ本人の気持ちが離れてしまっていることを考えれば、彼の希望を尊重して放出した方が良いだろう。

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