チェルシーはR・ジェイムズをハキミに置き換えるかもしれない? シティやレアルが放出先候補に浮上

下部組織出身のリース・ジェイムズ photo/Getty Images

オーナー交代が無事完了し選手との契約が可能に

今季のチェルシーはリーグ戦を3位で終え、4年連続となるトップ4フィニッシュを達成。UEFAスーパーカップやFIFAクラブワールドカップのタイトルも手に入れ、終盤には世界情勢の影響も受けたものの悪くないシーズンだったと言えるだろう。

そんな今季のチームにおいて重要だった選手は誰か。その内の1人に右WBリース・ジェイムズの名前も挙げられるはずだ。

今季のジェイムズは負傷で離脱した期間もありながら、リーグ戦でメイソン・マウントに次ぐゴール関与数14を記録。攻撃的なポジションの選手ではなく、ウイングバックの選手がこの記録でチーム2位というのは驚異的だ。

しかし英『football.london』は、マンチェスター・シティとレアル・マドリードがジェイムズ獲得に興味を示しており、移籍の懸念があると報じている。また、チェルシーはパリ・サンジェルマンのアクラフ・ハキミの状況を見守っているようで、もしジェイムズが移籍した場合、彼を右ウイングバックの代役として据える可能性もあるようだ。

ハキミはまだ23歳の若さではあるものの、ドルトムントやインテル、PSGといったビッグクラブで実績を残してきた選手。サイドバックとウイングバックのどちらもこなせる器用さも併せ持っている。

チェルシーがハキミを獲得できるのであれば、ジェイムズを放出することになっても戦力の低下は免れるだろう。むしろ現時点での選手としての完成度はハキミの方が上かもしれない。

しかし重要なのは、ジェイムズがチェルシーの下部組織出身であることだ。彼はホームグロウンと呼ばれる選手登録枠を埋められるうえ、単純にせっかくここまで育ててきた選手をそう簡単に放出していいのだろうか。放出先が国内のライバルであるシティであるならなおさらだ。できればジェイムズを放出することは避け、それが無理ならせめてレアルへの放出を押し進めるべきだろう。

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