最低でも6000万ユーロの移籍金が必要になる? BIG6の3クラブから熱い視線を寄せられる“インテルの至宝”

プレミアリーグ行きの可能性が高いバストーニ photo/Getty images

どのチームも優秀なCBを欲しがっている

チェルシーは先日、トッド・ベーリー氏とクリアレイク・キャピタル率いるコンソーシアム(共同事業体)によるクラブの買収が完了したと発表した。これで問題なく来季プレミアリーグを戦うことができ、夏の移籍市場でも動くことができる。

チェルシーの補強ポイントは最終ラインだ。すでにアントニオ・リュディガーはレアル・マドリードへの移籍が決まっており、セサル・アスピリクエタ、アンドレアス・クリステンセンらの去就も不透明だ。一気にセンターバックを務められる選手が3人抜けることになり、このポジションの補強は必須である。

英『football.london』によればそのターゲットはインテルのDFアレッサンドロ・バストーニだという。しかし獲得を目指すライバルは多く、プレミアではトッテナムとマンチェスター・ユナイテッドも若き才能に目を付けているようだ。
アタランタのアカデミーで育ち、インテルに引き抜かれたバストーニ。その後はローン移籍でプレイタイムを得ており、19-20シーズンから本格的にインテルでプレイしている。23歳ながらチームの主力であり、今季は44試合に出場して1ゴール3アシストの数字を残した。イタリア代表でもデビューを飾っており、将来を期待されているタレントだ。

バストーニは攻め、守りを兼ね備えた現代的なセンターバックだ。インテルでは3バックの左を任されることが多く、積極的に持ち上がってクロスから好機を演出する。そのクロスの精度は良く、2-1で勝利したラツィオ戦ではアシストを記録している。守備ではバストーニの冷静さが分かる。落ち着いて対応しどんな攻撃でも跳ね返す。190cmと高さもあり、長い足でボールを奪うシーンは今季何度も見られた。

移籍金は最低でも6000万ユーロ(日本円にして約82億円)が必要とされているが、BIG6の一角であるチェルシーやトッテナム、ユナイテッドであれば出せる額だ。どのチームも優秀なセンターバックは必要であり、どこが引き抜きに成功するのだろうか。

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