CLで“パス成功率92%”下回ったことがない怪物 精密すぎる右足は衰えない

CL制覇に貢献したクロース photo/Getty Images

決勝でもパス成功率は落ちなかった

28日に行われたリヴァプールとのチャンピオンズリーグ決勝は、レアル・マドリードにとって厳しい試合だった。シュートはリヴァプールが24本に対し、レアルは4本。押し込まれる場面も少なくなかったが、レアルは試合巧者ぶりを見せて1-0の勝利をもぎ取った。

チームにはチャンピオンズリーグ3連覇時代も知るベテランが揃うが、試合巧者といえばMFトニ・クロースはその代表例と言える。リヴァプールのプレスに慌てることもなく、冷静にゲームを組み立てる技術はさすがの一言。

リヴァプール戦では83本のパスを出しており、これはリヴァプールMFファビーニョの85本に次いで2番目に多かった。成功率も92.8%と相変わらず高い。今季は何度か批判も浴びたが、今回のリヴァプールとのファイナルは90分間を走り抜く見事なパフォーマンスだった。

シーズン全体で振り返ると、今季のクロースはチャンピオンズリーグ全体で93.9%のパス成功率を記録している。欧州最高峰の舞台でも狂うことのない機械のようなパス精度に衰えはない。

何より、クロースはレアルに加入してからチャンピオンズリーグ全体でのパス成功率が92%を下回ったことが1度もないという化け物じみた成績を残している。

2014-15シーズンは95,1%、そこから2015-16(94.6%)、2016-17(93.4%)、2017-18(93.9%)、2018-19(94%)、2019-20(93.8%)、2020-21(92.9%)、2021-22(93.9%)となっており、これほど数字が落ちないのも珍しい。

今季のレアルは若手の台頭も目立つが、今回のファイナルではカゼミロ、ルカ・モドリッチ、クロースの中盤黄金トリオが揃って先発しており、やはりこのトリオはサッカー史に残る特別なユニットだ。それを証明する一戦となり、その経験と技術には脱帽だ(数字は『Squawka』より)。

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