バルサを驚かせた“17歳”の推進力 オーストラリアより出てきた驚異のアタッカー

バルサ相手に積極的に仕掛けるクオル photo/Getty Images

アジアで厄介なFWになる可能性も?

今月25日、バルセロナがオーストラリアのシドニーにてAリーグ・オールスターズとの親善試合をおこなった。ここでバルセロナを驚かせたのが、57分から出てきたFWガラン・クオルだ。

オーストラリアのセントラルコースト・マリナーズでプレイするクオルは、何とまだ17歳の選手だ。まだまだ粗削りな選手ではあるものの、今季Aリーグでは9試合で4ゴール1アシストと活躍。それも47分に1ゴールのペースと驚異的だ。Aリーグ・オールスターズに選出されるのも納得か。

バルサ相手にも積極的に仕掛けたクオルはバー直撃のシュートを放つなど、才能を存分に披露。スピードに加えてパワーもあり、その動きにはバルセロナ指揮官シャビ・エルナンデスも驚いている。
「(相手の監督の)ドワイト・ヨークが彼を16、17歳の選手だと紹介してきたとき、大きな驚きだったよ。彼は非常に速く、彼に2、3回のチャンスを作られてしまった。彼は素晴らしい才能で、明るい未来を持っている」(『ESPN』より)。

クオルには3歳上の兄がおり、兄のアルー・クオルは現在シュツットガルトからドイツ2部のザントハウゼンにレンタル移籍しているMFだ。アルー・クオルもセントラル・コースト・マリナーズを経てシュツットガルトへ向かっており、バルセロナ相手に印象的な活躍を見せた弟のガラン・クオルも近いうちに欧州へ向かうことになるかもしれない。

クオル一家は南スーダン地域の出身だが、2005年にオーストラリアへ移住。オーストラリア代表の権利も有しており、同メディアはガラン・クオルも早い段階でオーストラリア代表に招集される可能性があると見ている。

今回のバルセロナ戦はあくまで親善試合だが、それでもガラン・クオルのポテンシャルは見事だ。アジアでは脅威のFWになる可能性が高く、日本にとっても厄介な相手になるかもしれない。

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