バルセロナ会長はデ・ヨング売却もやむなし? バルサとマンUの命運を大きく左右するオランダ代表の行方はいかに

シャビ監督はデ・ヨングを必要としているが photo/Getty Images

今季はリーグ戦32試合に出場

バルセロナ随一の中盤、フレンキー・デ・ヨングの獲得が噂されているマンチェスター・ユナイテッド。デ・ヨングはセルヒオ・ブスケッツに次いでバルサにとって重要なミッドフィルダーであり、放出はあまり現実的でないようにも思えるが、ここにきてマンU行きの可能性が少し高まっているようだ。

バルサにとってはかねてから懸念となっているのがクラブの財政難であり、英『The Mirror』によれば、バルサのジョアン・ラポルタ会長はファイナンシャル・フェアプレイと呼ばれるUEFAの定める財政規則次第で、デ・ヨングの去就が左右されることを示唆。彼のことを絶賛しながらも、移籍の可能性が0ではないことを明らかにしている。

デ・ヨングはまだ25歳と若く、長期に渡ってバルサの未来を担うことが期待されている選手だが、今季はペドリやガビといった超新星たちの躍進もあり、ブスケッツほどの重要性を感じさせているわけではない。引き止められるに越したことはなく、放出して後悔する可能性は高いが、放出しても絶望的という状況にはならないことも予想される。

デ・ヨングにとっては、来季監督にアヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグ監督の就任が決まっているというメリットがある。チャンピオンズリーグにも出場できないチームに移籍することはマイナスに思えるが、この歴史あるクラブの復活劇に携わることができれば、デ・ヨングの名はマンUの歴史に残るはず。

マンUはスコット・マクトミネイを始めとする中盤の選手がパッとせず、移籍が実現すればバルサ以上に絶対的な存在となることができるだろう。マンUとしてもデ・ヨングが獲れるか獲れないかで来季の成績が大きく変わると言っても過言ではない。はたしてデ・ヨング本人はこの状況をどう思っているのだろうか。

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