チェイス・アンリ、松木らが挑むU-23アジアカップ 注目は“中盤に強度の高さ”を提供できるF・マリノスの注目株

U-21の日本代表に選ばれた藤田譲瑠チマ photo/Getty images

6月3日にUAEとの初戦を迎える

6月にはワールドカップ・カタール大会に向けたテストゲームを戦う日本代表。強豪ブラジルとの対戦も組まれており、注目度の高いゲームである。

その裏では、U-21日本代表がU-23のアジアカップを戦うことになっている。6月1日から開催されることになっており、日本はU-21のチームで大会に臨むことになる。

19歳でメンバーに選ばれている松木玖生やチェイス・アンリなど注目株が多い今回のU-21代表だが、MF藤田譲瑠チマの活躍に期待したい。

東京ヴェルディのユースで育ち、徳島ヴォルティスを経由して今季横浜F・マリノスでプレイしている藤田。20歳と若い選手だが、クラブでは出場機会を得ており、今季のリーグ戦では12試合に出場して1アシストを記録している。

藤田のポジションは中盤で、ダブルボランチやインサイドハーフをチームでは任されている。彼の強みは球際の強さと縦への推進力、豊富な運動量だ。

特に縦への推進力は素晴らしい。力強いドリブルはプレッシャーをかけられても簡単に倒れず、攻撃を前進させることができる。視野も広くマルコス・ジュニオールや西村拓真などライン間でフリーになっている選手を見つけ、素早く縦パスを供給する。これで一気に攻撃が加速し、F・マリノス自慢の攻撃陣が相手のゴールに襲い掛かる。

フル代表への道はまだまだ長いが、今後もインサイドハーフが採用されることになれば藤田はその役に適任である。ボールを保持して中盤でゲームを落ち着かせることができ、なおかつチームメイトへのコーチングも欠かさない。

今季はF・マリノスで国内での知名度をより高めた藤田。中盤は前述した松木や清水エスパルスの松岡大起などライバルは多いが、彼が中心となってチームをアジア王者に導いてくれるだろう。

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