ハーランドがレヴァンドフスキを超えるために必要なものとは? ブンデス2大ストライカーの決定的な違い

今季も得点王に輝いたレヴァンドフスキ photo/Getty Images

レヴァンドフスキは5シーズン連続でリーグ得点王に

今季ブンデスリーガで得点王となったロベルト・レヴァンドフスキと得点ランキング3位のアーリング・ハーランド。前者は夏の移籍が噂されており、後者はすでにマンチェスター・シティへの移籍が明らかとなっている。ブンデスリーガからすれば2大ストライカー流出の危機である。

両者ともに一流のストライカーだが、大きく違うのはレヴァンドフスキがすでに偉大な成績を残していて、ハーランドはこれから成績を残していかなければいけない点。はたしてハーランドは世界最高のセンターフォワードとも言えるレヴァンドフスキに追いつき、超えていくことができるのか。

ストライカーを語る上で最も重要なのは、やはり得点能力だろう。今シーズンに目を向けると、レヴァンドフスキはリーグ戦34試合で35ゴール、ハーランドは24試合で22ゴール。90分あたりのゴール数は1.07と1.04でわずかにレヴァンドフスキが上回っている程度。ゴールを奪う能力に関してはほぼ互角だ。

1シーズンのゴール数に関してはどうか。レヴァンドフスキがブンデスリーガで1桁得点に終わったのはドルトムント初年度の2010-11シーズンのみで、10点台に終わったのもバイエルン初年度の2014-15シーズンのみだ。ブンデスリーガでの12シーズン中10シーズンは20得点以上、うち5シーズンは30得点以上を記録している。

対するハーランドはドルトムントに移籍後、3シーズン連続で2桁得点を記録。直近2シーズンは20ゴールを超えているが、30ゴール以上を記録したシーズンはなし。レヴァンドフスキに追いつきたいのであれば、少なくとも30ゴール以上とれるストライカーだと証明したいところだ。

得点能力がレヴァンドフスキとほぼ変わらないハーランドに30ゴール以上を求めるとしたら、必要になってくるのは出場試合数の増加だ。今シーズンのハーランドは負傷などにより10試合を欠場。過去に遡っても30試合以上出場したシーズンがない。一方のレヴァンドフスキはブンデスリーガの12シーズンで出場数が30試合を下回ったのは1シーズンのみ。その1シーズンも29試合に出場している。

こうして振り返ってみると、レヴァンドフスキを称賛するべきは得点能力と鉄人ぶりを両立させている点と言えるだろう。ハーランドにとってはレヴァンドフスキのような頑強さを手に入れることが、ゴールを獲ることよりも難しいに違いない。

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