リヴァプールでX・アロンソとも比較された逸材の今 ナントで手にしたタイトルと手応え

ナントでタイトルを手にしたチリベジャ photo/Getty Images

今年のW杯での先発もあり得る

夢のスペイン代表入りはあるだろうか。フランスの地で着実に評価を高めているMFがいる。

今季フランスのナントでクープ・ドゥ・フランス制覇も経験したのが、24歳のスペイン人MFペドロ・チリベジャだ。

まだそこまで有名な選手ではないかもしれないが、チリベジャは2013年から3年間リヴァプールのアカデミーに在籍していた経歴を持っている。リヴァプールでも11試合トップチームの戦いを経験しており、U-17スペイン代表でのプレイ歴もある。将来を期待されていたボランチの1人だったのだ。

しかし、リヴァプールで若手MFが定位置を確保するのは困難だ。チリベジャはオランダのゴー・アヘッド・イーグルスへのレンタル移籍などを挟み、2020年にフランスのナントへ完全移籍。スペインのバレンシアに始まり、イングランドのリヴァプール、オランダ、そこからフランスとチリベジャのキャリアは移動が激しい。

それでも結果は出始めている。ナントでは昨季も主力だったが、今季もチームトップとなる1701本のパスを出すなどチームの中盤に欠かせぬ存在になった。もちろん視線の先にあるのはスペイン代表選出である(データは『WhoScored』より)。

スペイン『as』に対し、チリベジャは最高のプレイヤーに近づくべく毎日改善を試みていると語る。

「最高のペドロ・チリベジャになりたいと思っている。自分に自信はあるけど、改善の余地はたくさんある。ゲームを終えたら修正点をチェックし、フィジカルのデータを確認するなど、毎週進歩したい。最高の自分になるべく可能な限りのことをしているよ。代表? もちろん、僕はまだ24歳だしね。代表チームは夢の1つだよ」

リヴァプールに在籍していた頃は、同じスペイン人MFでリヴァプールOBでもあるシャビ・アロンソとの比較もあったという。チリベジャも中盤から創造性あるパスでチームを動かすプレイを得意としており、そこはアロンソとの共通点ではある。

ナントに加入して2年。念願のタイトルも獲得し、ナントはクープ・ドゥ・フランス王者として来季のヨーロッパリーグに出場する。チリベジャもクラブと2026年まで契約を結んでおり、今はリーグ・アンでしっかりと実力をつけていく時か。いずれはステップアップを考えているはずで、リーガ・エスパニョーラでのプレイも見てみたい。リヴァプールで大活躍とはならなかったが、24歳を迎えたチリベジャは確実に成長している。

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