優勝請負人が再びミランで本領発揮 40歳になったイブラヒモビッチがピッチ内外で放つ存在感

影響力絶大のイブラヒモビッチ photo/Getty Images

敵にも味方にも与える影響力は絶大

先日のヴェローナ戦で1-3の勝利を飾り、スクデット獲得に向け大きく前進したミラン。ここにきてFWズラタン・イブラヒモビッチの存在感が増している。

今シーズンのイブラヒモビッチはここまで22試合8ゴールを記録。前半戦は7ゴールをあげる好調ぶりだったが、後半戦は怪我などもあって出場機会が減り、1ゴールに留まっている。40歳であることを考えれば十分驚異的な数字だが、昨シーズンの15ゴールと比べるとゴール数自体は減っている。

しかし先月行われたラツィオ戦では、後半から途中出場しアディショナルタイムに劇的な逆転弾をアシスト。怪我から復帰した直後だったにも関わらず、ミランに値千金の勝ち点3をもたらした。ここ最近のイブラヒモビッチは途中出場で試合の流れを変えるジョーカーとして活躍している。

しかしイブラヒモビッチの影響力はもはやピッチ内に留まっていない。英『The Mirror』によれば、先日行われたヴェローナ戦のハーフタイム中、イブラヒモビッチはチームメートたちに熱弁を振るっていたようだ。試合後にステファノ・ピオリ監督がその内容を明かしている。

「スクデットやチャンピオンズリーグを制したミランの選手は誰もが覚えている。彼らと同じように記憶に残る選手になりたいのであれば、残りの3試合をものにしなければならない」

前半を1-1で終えていたミランは、後半に2ゴールを奪い逆転に成功。勝ち点3を手に入れ、首位をキープした。

イブラヒモビッチが2019年にミランへと復帰して以降、過去2シーズンはスクデットを逃してきたが、今シーズンはいよいよ彼の優勝請負人ぶりが発揮されている。前回のリーグ優勝時はゴールゲッターとして大暴れしていたイブラヒモビッチだが、あれから11年が経った今、また別の形で彼の存在がミランに欠かせないものとなっている。

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