レアルでも止められない“並外れたデ・ブライネ” シーズン終盤に調子を上げる9ゴール10アシストの輝き

またもビッグマッチで活躍したケビン・デ・ブライネ photo/Getty images

またしても大活躍だった

27日に行われたマンチェスター・シティ対レアル・マドリードの1stレグは4-3でホームのシティが勝利を収めている。2ndレグは5月5日にレアルのホームであるサンティアゴ・ベルナベウで開催が予定されている。

この試合で両チームのマンオブザマッチを決めることとなれば、レアルは確実にカリム・ベンゼマとなるだろう。33分には厳しい展開の中からワンチャンスをものにしており、自身が世界最高のストライカーであることを証明している。

では、シティは誰か。これも満場一致でケビン・デ・ブライネとなるだろう。以前からベルギー代表MFは素晴らしい選手であったが、CLというビッグマッチにおいてはより頼れる選手として躍動している。2022年となってからはその傾向が強く、19試合で9ゴール10アシストを記録。その中で得点に関与しなかったのは5試合のみであり、コンディションの良さがうかがえる。

特に序盤の活躍は素晴らしかった。前半2分に珍しいヘディングからのゴールを決めると、続く11分には“らしい”高精度のクロスからガブリエウ・ジェズスがゴールネットを揺らした。2-2と引き分けたリヴァプール戦でも開始5分でゴールを奪っており、スタートの集中力が高いのだろう。

この活躍に各メディアからは大絶賛されており、英『manchester evening news』では「1ゴール1アシストを記録し、常に並外れていた」と高く評価されている。英『90min』ではプレミアリーグ内のMFランキングで1位を獲得。「コンディションは最高潮にまで上がり、プレミアで最高のMF」とこれまでの活躍をたたえている。

シティとしてはできれば5月1日のリーズ戦ではデ・ブライネを休ませたい。内容面ではレアルを上回ったとはいえ、最後の局面ではベルギー代表MFの魔法が必要となる。ファイナルでは昨季悔しい思いをしており、エースの力で再び決勝に上り詰めることはできるのだろうか。

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