ハーランドが加われば鬼に金棒 2022年8ゴール7アシストのデ・ブライネは今後も止まらない?

シーズン終盤になるにつれて調子を上げるケビン・デ・ブライネ photo/Getty images

毎年後半戦になるにつれて調子を上げる傾向にある

アトレティコ・マドリードとのCLラウンド8を2戦合計1-0で勝利するも、カイル・ウォーカー、ケビン・デ・ブライネを負傷交代で欠くことになり、満身創痍のマンチェスター・シティだが、どうやらベルギー代表MFは大丈夫なようだ。

リヴァプールとのFAカップ準決勝ではベンチ入りしており、21日のブライトン戦では先発。先制点のリヤド・マフレズと3点目のベルナルド・シウバの2ゴールに関与する活躍を見せており、負けられないリーグ戦で大活躍となった。

そんなデ・ブライネだが、2022年となってからはどの試合でもパフォーマンスが安定して高い。直近のブライトン戦までで8ゴール7アシストであり、出場した17試合の中でゴール、アシストを記録しなかったのは5試合しかない。

英『manchester evening news』では獲得が噂されるアーリング・ハーランドがやってくればこの数字は継続されると主張している。ハーランドがやってくることで数字が上がるとすればやはり、アシストの部分だろう。

デ・ブライネはヴォルフスブルク時代から20アシストとチャンスメイカーとして輝いており、シティでも19-20シーズンにリーグ戦で20アシストを達成している。これは02-03シーズンのアーセナルのティエリ・アンリと同じ数字であったが、今季はリーグ戦で4アシストと少ない。リーグ戦は残り6試合であり、二桁アシストは現実的ではない。

かといって、デ・ブライネの能力が落ちたわけではない。データサイト『SofaScore』によれば好機を創出するキーパスは67本で、ブルーノ・フェルナンデス、トレント・アレクサンダー・アーノルドに続くリーグ3番目である。ビッグチャンスクリエイトと呼ばれるさらに効果的なパスの本数も10本で、こちらはリーグで5番目の数字。両方のランキングで上位にいるA・アーノルドはアシスト数12であり、デ・ブライネの3倍である。

この差はやはり、味方の決定力にある。シティの選手は本職のセンターフォワードを置かない偽9番を軸に戦っており、チームにこれといったストライカーがいない。それでも、ゴールを量産しているのだが、決定機を決められないシーンが散見されており、そこが決まればデ・ブライネの数字も増えるだろう。ハーランドは今季リーグ戦20試合で18ゴールを挙げており、枠内シュート32本のうち、18本が得点につながっている。枠内にシュートを打ちさえすれば、2本に1本得点となるのだ。シティにこのハーランドの数字を超えている選手はいない。

絶好調もアシスト数が伸びないデ・ブライネ。それでも、得点力のあるストライカーの加入が噂されており、来季はさらにベルギー代表MFが輝くシーズンとなるか。

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