左サイドの強度を上げる存在に? 今夏のスカッド改造へドルトムントが狙う万能DFとは

ドルトムントが獲得を狙っているとされるベンセバイニ photo/Getty Images

選手本人も移籍希望か

はたして2022年夏、スカッド大改造の可能性が出てきたドルトムントはどのような陣容を整えてくるのだろうか。攻撃陣から最終ラインまで、あらゆる主力選手に退団の可能性が浮上している同クラブ。しかし、その一方で近頃は補強の噂も目立つようになってきた。

そんななか、新たにドルトムントの補強候補として名前が浮上しているのはボルシアMGに所属するアルジェリア代表DFラミ・ベンセバイニ(26)だ。独『Spox』によると、同選手は今季限りでボルシアMGから他クラブへと移籍することを望んでおり、クラブにもすでにその意思を伝えているとのこと。その情報をキャッチしたドルトムントは、早くもこのアルジェリア代表DFの確保に動き出したようだ。

今季はここまで怪我の影響もあり、ボルシアMGでの公式戦出場は19試合にとどまっているベンセバイニ。しかし、その実力はドイツで高く評価されており、得意の対人戦はブンデスリーガでも屈指のレベルにあると言っていいだろう。左サイドバックやセンターバックを主戦場としつつ、今季の空中戦勝率は64.18%とハイレベルな数字を記録中(データサイト『SofaSocre』より)。ウイングバックとサイドバックの両方をそつなくこなせる器用さも、ドルトムントにとっては重宝することだろう。
今夏にはニコ・シュルツの放出が濃厚となっており、かねてより不安だった左SBの層がさらに薄くなることも予想されるドルトムント。なにより守備力のある選手が不足している印象も強かっただけに、ベンセバイニが加入となれば左サイドの強度は一気に高まることとなるか。来季に向けて早くも動き出しているドルトムントに関しては、今後もその動向に注目したいところだ。

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