ハーランドやシック以外にも注目を集めるストライカーが カライジッチに寄せられるセリエAからの関心

今夏移籍の可能性が浮上しているカライジッチ photo/Getty Images

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今季は怪我の影響で出場減も

はたして2021-22シーズン終了後、ドイツ・ブンデスリーガからは一体どれほどのストライカーが他の欧州4大リーグクラブへと渡るのか。優秀な人材が多いだけに、同リーグの点取り屋は常に各方面から狙われている。

そのなかでも、特に注目を集めているのはドルトムントのアーリング・ハーランド(21)やレヴァークーゼンのパトリック・シック(26)だろう。前者はかねてより多くのビッグクラブが獲得を目指しているとされており、後者はここまでのリーグ戦においてロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ20ゴールをマークしている。移籍の噂は後を絶たず、夏の移籍市場における人気銘柄となることは必至と言えるだろう。

しかし、現在のブンデスには彼らのほかにも夏の人気銘柄になると予想される人材がいる。その選手とは、シュツットガルトに所属するオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチ(24)だ。
21-22シーズンこそ、怪我の影響によって満足いくシーズンを過ごすことができていない同選手。しかし、その能力の高さは昨季ブンデスで16ゴールを挙げた実績からも窺い知ることができるだろう。身長2mのサイズを生かした空中戦の強さに加えて、下部組織時代にはトップ下も任されていたほどの技術を備えるカライジッチ。今季はここまで10試合の出場で4ゴール2アシストに終わっているものの、その実力は確かだ。

そんな彼に目をつけているとされるのが、セリエAのACミランとASローマだ。両クラブとも前線で攻撃の起点となれる長身FWを求めているなかで、カライジッチの存在に注目している様子。今季の出番激減で移籍金が下がる可能性が高いことも、この2クラブが彼に関心を寄せている大きな理由のようだ。独『Sport 1』によると、シュツットガルトもオファーの条件次第では売却を容認する構えのようで、カライジッチのセリエA行きは徐々に現実味を帯びてきているという。

ハーランドやシックだけではないブンデスの注目株。カライジッチの去就に関しては、引き続き注目しておきたいところだ。

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