レアル・マドリードは世代交代が必要? 白い巨人が欲しがるヤング・スターたち

アンチェロッティは来季誰をチームに加えるのか photo/Getty images

果たして誰が来るか

今季はセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランのセンターバック2人を放出するところからスタートしたレアル・マドリード。補強はバイエルン・ミュンヘンからダビド・アラバ、レンヌからエドゥアルド・カマヴィンガと最低限の補強で終わっており、難しいシーズンになるかと思われたが、現時点でリーガ・エスパニョーラでは首位、CLでは決勝トーナメントラウンド8に進出する充実したシーズンとなっている。

しかし、エースストライカーであるカリム・ベンゼマを欠いたバルセロナとのエル・クラシコでは指揮官であるカルロ・アンチェロッティのミスもあって0-4で大敗。今季ブレイクしたヴィニシウス・ジュニオールも全く機能せず、苦汁を飲まされた。

そんなレアルだが、若い世代のスターをチームに加えてスカッドを一新したいと考えているようで、西『MARCA』はレバークーゼンのフロリアン・ヴィルツ、アヤックスのライアン・グラフェンベルフ、レスターのウェズレイ・フォファナ、ボルシア・ドルトムントのジュード・ベリンガム、モナコのオーレリアン・チュアメニが補強リストに挙がっていると報じた。どの選手も所属クラブで活躍しているスターであり、レアルが欲しがるのもわかる。

この中で最も現実的なのはモナコのチュアメニか。ヴィルツは超逸材だが、前十字靭帯断裂の大けがを負ってしまい復帰は未定となっている。フォファナは怪我から復帰したがレスターと2027年までの契約を先日結んでおり、獲得するのであればかなりの資金が必要となる。グラフェンベルフはバイエルン・ミュンヘンがオファーを出したとの話もあり、そうなればチュアメニかベリンガムになる。両取りができれば最高だが、現状欲しいのはカゼミロの控えであり、そうなればアンカーでプレイできるチュアメニとなる。来夏はキリアン・ムバッペの獲得が既定路線となっており、ベリンガムを取るのであれば来夏以降か。ベリンガムはインサイドハーフで輝ける選手であり、トニ・クロースやルカ・モドリッチらベテランの衰えが見えてからでも獲得は遅くない。代役としてフェデリコ・バルベルデやエドゥアルド・カマヴィンガがいる。

クラシコではバルセロナに圧倒され、世代交代が必要なレアル。前線はムバッペ、中盤にチュアメニを加えることができれば大きな一歩であり、今後の動向に注目だ。

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