R・ディアスがいればと言われないように ラポルトはリヴァプール戦を含む“地獄の4連戦”で評価を上げられるか

ラポルトがこれからの連戦で主役となる photo/Getty images

守備がより一層大事になる

4月にはアトレティコ・マドリードとの2試合、リヴァプールとの2試合と難しいゲームが続くマンチェスター・シティ。2日のプレミアリーグでのバーンリー戦では2-0と勝ち切り、6日にCL決勝トーナメントラウンド8、1stレグアトレティコ戦に臨むことになっている。

4月はタイトルレースに大きく関わる試合を戦うことの多いシティだが、守備の柱であるルベン・ディアスが怪我で不在となっており、バーンリー戦でもベンチ外となっている。英『manchester evening news』ではジョゼップ・グアルディオラがディアスの状態を語っており、4月1日時点で「10日、もしくは2週間」と復帰までの時間を語っており、そこから復帰してもトップフォームに戻れるかは怪しく、頼るわけにはいかない。

であれば、現状の選択肢は左にアイメリック・ラポルト、右にジョン・ストーンズとなるだろう。ストーンズは怪我で代表を離脱したが、バーンリー戦ではベンチに戻っていた。怪我が散見されているのは気になるが、これまでのペップの起用法を見ればネイサン・アケではなくストーンズが使われるだろう。

気になるのはラポルトのパフォーマンスだ。バーンリー戦ではアケとともに先発しクリーンシートに貢献している。慣れない右での先発となったが、ビルドアップではさすがの配球を見せており、パス成功率は93%を誇っている。

しかし、守備対応ではまたしても弱さを見せた。具体的には56分のロングボールの処理と59分の裏抜けの対応だ。ロングボールはロドリとお見合いしてしまい、相手にシュートチャンスを与えている。裏抜けへの対応は簡単にリスタートさせてしまった前線のプレイヤーにも責任はあるが、シュートまで持っていかせてはならない。どちらも失点とはならなかったが、特に56分のようなお見合いは避けたい。こういった簡単なミスを奪われて失点するのはよくある展開であり、アトレティコやリヴァプールのようなトップレベルの相手と対戦する際はそういったゴールが勝負を分けることもある。それでも、ラポルトがアトレティコとリヴァプールとの4試合でハイパフォーマンスを見せれば評価が上がるのは確実であり、まずは6日のアトレティコ戦に注目だ(データは『WhoScored.com』より)。

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