メッシ、レヴァンドフスキ、ベンゼマ、スアレスらはラストW杯? 今年の祭典は1つの時代の終わりだ

メッシも今回が最後のワールドカップか photo/Getty Images

各国代表を引っ張ってきたベテランスターたちの集大成

いよいよワールドカップ本大会の抽選会も終わり、ワールドカップ・イヤーの空気が漂ってきた。

ワールドカップとはいつの時代も大きな盛り上がりを見せてきたサッカーの祭典だが、今大会は1つの世代に区切りがつく大会とも言える。この大会がラストのワールドカップになるであろうスター選手が多いのだ。

何と言っても注目はアルゼンチン代表のリオネル・メッシとポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドだ。2000年代後半から圧倒的な実力とカリスマ性でサッカー界を引っ張ってきた2人もベテランとなり、年齢的には今回が最後になる可能性も考えられる。ポルトガルが欧州予選プレイオフで負けてしまう最悪のシナリオも想定されたが、ここを勝ち抜いてくるあたりはさすがだ。

メッシとロナウドにはワールドカップ制覇の経験がなく、2人ともその夢に燃えているはず。ポルトガルは同国史上最高と言っていいほど現在のチームにタレントが揃っており、アルゼンチンも31戦連続無敗と結果は出ている。条件がフィットすれば優勝を狙うこともできるはずだ。

世代に区切りという点では、黄金世代と注目されてきたベルギー代表も今大会で1つの区切りとなるだろう。FWエデン・アザールに元気がないのは残念だが、ベルギー黄金世代がメジャータイトルを獲得するラストチャンスだ。フレッシュさは失われたかもしれないが、GKティボー・クルトワ、MFケビン・デ・ブライネら積み重ねてきた経験値で目指すは優勝だ。

ドイツ代表ではGKマヌエル・ノイアー、スペイン代表ではMFセルヒオ・ブスケッツもラストか。特にスペインはEURO2008、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会、EURO2012とメジャートーナメントを3連覇した特別な時間があり、ブスケッツは2010年の南アフリカ大会優勝を経験した数少ない現役メンバーでもある。ブスケッツが大会後に代表を去れば、当時の南アフリカ大会を知る世代は代表からいなくなってしまう。優秀な若手も出てきているため、真の世代交代が始まるといったところか。

レヴァンドフスキは4年前の雪辱果たしたい photo/Getty Images

2026年大会からは新たなスターたちが主役になるはず

現世界最高峰ストライカーと評価できるフランス代表FWカリム・ベンゼマ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキもラストだろう。2人ともクラブでは絶好調で、1人で試合を決める力を備えている。

レヴァンドフスキのいるポーランド代表は決して強豪とは言えないが、今回もスウェーデン代表との欧州予選プレイオフを制して出場権を手にした。世界最高のストライカーともいえるレヴァンドフスキがいないワールドカップも寂しいものがあり、ラストとなるであろう祭典でバイエルンと同じゴール量産を見てみたい。

ポーランド代表としてもレヴァンドフスキ級のストライカーが同国から出てくる可能性は低く、100年に1人の才能と言える。ひとまず目指すはベスト16だ。最後に決勝トーナメントへ進んだのはベスト16で敗退した1986年のメキシコ大会が最後だ。それ以降はグループステージ敗退が続いており、レヴァンドフスキがいる間にベスト16以上の景色が見たい。

最後に南米からはルイス・スアレス、エディンソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンらベテランの多いウルグアイ代表だ。この世代も特別で、南アフリカ大会でのベスト4進出など印象的な戦いを何度も魅せてくれた。その世代も今回がラストだろう。

南米予選ではアレクシス・サンチェスやアルトゥーロ・ビダルらベテランの多かったチリ代表、ハメス・ロドリゲス、ラダメル・ファルカオら特別な才能を抱えてきたコロンビア代表が敗退しており、ウルグアイと合わせて世代交代の時だ。

最悪の場合は冬の時代がやってくるかもしれないが、カタールの地でウルグアイはどこまで進めるのか。ベテランの意地をかけたラストバトルだ。

サッカー界からは常にスターが出てくるものだが、やはりメッシやロナウドが最後になるかもしれないと考えると寂しいものがある。2026年大会からは新たなる世代によるワールドカップとなっていきそうな気配があり、今年のカタール大会では夢を追うベテラン選手たちが1つの注目ポイントとなりそうだ。

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