魅力はサイズと2本に1度枠を捉えるシュート精度 アーセナルが興味を示す100億越えのストライカー

アーセナルから関心を寄せられているダルウィン・ヌニェス photo/Getty images

今季の活躍は目覚ましい

リヴァプールやマンチェスター・シティとの上位対決では思うようにいかないアーセナルだが、今季は下位クラブ相手に取りこぼすことが少なく、プレミアではCL出場権を獲得できる4位につけている。まだ安心できる状態ではないが、5位トッテナムや6位のマンチェスター・ユナイテッドといったライバルは今季取りこぼしが多く、不安定さが目立つ。そういった点ではアーセナルが一歩、二歩リードしているといってもいい。

そんなアーセナルは早くも来季に目を向けているようで、多くの移籍話が聞こえてくる。英『football.london』によればストライカー、中盤、右サイドバックが来季の補強ポジションといわれており、そのストライカーの枠としてベンフィカのFWダルウィン・ヌニェスがリストアップされたと報じている。

ベンフィカでプレイするウルグアイ出身のヌニェス。22歳と若い選手だが、リーグ戦では20ゴール2アシストを記録しており、CLでも4ゴールを決めている。アヤックスとのCL決勝トーナメントラウンド16では2ndレグにゴールを決めており、ラウンド8進出に貢献している。

187cmとサイズのあるストライカーで、ポストプレイや裏への抜け出し、好機を生み出すパスなどプレイのバリエーションが豊富な選手である。ベンフィカではセンターフォワードだけでなく左サイドに回ることもあってユーティリティ性も持っている。アレクサンドル・ラカゼットにはない高さは魅力的であり、そのアヤックス戦ではクロスをヘディングで合わせてゴールを決めている。シュート精度の高さも一つの魅力であり、リーグ戦では62本打ってオンターゲットは34本と、枠内シュート率が50%を超えている。

移籍金に関しては6700万ポンド(日本円にして108億円)と高額だが、英紙はドゥシャン・ヴラホビッチの時のように逃がしてはならないと忠告している。また、ヌニェスを獲得する中でのメリットはライバルの少なさであり、これまでに噂となったジョナサン・デイビッドらは獲得を目指すライバルが多く、獲得競争の少なさを優先するならヌニェスは良い候補となる。さらに今季で契約の切れるラカゼットとの契約を更新することができれば、獲得するストライカーは一人で良く、ヌニェスに多くのお金を使うことができる。

今季はベン・ホワイトを、一昨季はニコラ・ぺぺを高額の移籍金で獲得したアーセナル。ぺぺは成功とはならなかったが、ホワイトは前評判を覆す大活躍であり、ヌニェスもそうなれば来季のアーセナルは楽しみなチームとなりそうだ(データは『SofaScore』より)。

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