エジルがトルコで無期限メンバー外に もう“オズの魔法使い”は復活しないのか

今季はフェネルバフチェでプレイしていたエジル photo/Getty Images

詳細は現時点で不明

かつてはレアル・マドリードやアーセナルなどで活躍し、“オズの魔法使い”との異名もとった。しかし、サッカー界屈指のチャンスメイカーだった男は、このままひっそりとピッチから姿を消して行ってしまうのだろうか。

そのチャンスメイカーとは、昨夏アーセナルからフェネルバフチェ(トルコ)へと移籍した元ドイツ代表MFメスト・エジル(33)だ。2010年代にはその左足のキック精度を武器に欧州シーンを盛り上げたテクニシャン。しかし、昨季まで所属していたアーセナルで彼のキャリアは突如として停滞することとなってしまった。加入当初はチームの中心として非常に印象的な活躍を披露していたのだが、アーセン・ヴェンゲル監督の退任以降はウナイ・エメリやミケル・アルテタといった指揮官の下で出場機会が激減。一時はリーグ戦の登録メンバー外になるなど、ガナーズにおけるキャリア終盤は彼にとって非常に苦い思い出となってしまった。

しかし、それでも昨夏には再起をかけてトルコのフェネルバフチェへと移籍。欧州4大リーグを飛び出して再起を図ることとなった。これでエジルは再び幸せを掴むことになるはず。かねてよりトルコ行きを希望していたとされることもあって、また元気にプレイするエジルを見ることができると期待していたファンも多かったことだろう。
だが現在、フェネルバフチェでもエジルの立場は厳しくなってしまっている。今季はここまでスュペル・リグで22試合に出場して8ゴール2アシストという好成績を収めていた同選手。トルコでの時間は順調に過ぎているようにも思えたが、クラブは現地時間24日に突如としてエジルとMFオザン・トゥファンの無期限メンバー外を発表。その詳細については明らかになっておらず、現地メディアの間でも現在は混乱が生じている状況だ。

順調かのようにも思えたトルコでの再スタートだが、またもエジルに訪れてしまった苦境。続報を待ちたいところだが、はたして元ドイツ代表MFの運命やいかに。

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